北海道大学 理学院/理学研究院 Japanese | English
生物/有機地球化学研究室 (沢田研究室)

Lab. Organic Biogeochemistry

私たちの研究室は、地質年代スケールの
地球生命圏の進化・変動を解明することをおもな目的とした生物地球化学・有機地球化学の研究を行っています。

おもに
地層(堆積物)化石を対象に、有機化学分析とフィールドでの地質科学調査によって過去の地球環境・生態系を復元し、長時間スケールの環境変動と物質循環システム、環境-生物間の地球化学的相互作用などの解明を目指しています。

化学や地質学が得意で、地球生命史・環境気候変動に興味のある人は、一緒に研究しましょう。




最新の活動News
2024.7.30 論文公表:Sakugawa et al., Geochemical Journal
タイプIIケロジェンを連続密度遠心(SDC)によって細かく分離して、画分ごとに熱分解GC-MS分析を行う方法を開発・検討した研究論文.中新統 女川層頁岩と白亜紀OAE1b Leenhardt黒色頁岩のケロジェンの結果です.化石スポロポレニンなどに関して面白い結果が得られました.佐久川君、池田さん、安藤さんが貢献した研究です.
2024.3.1 論文公表:Takashima et al., Communications Earth and Environment
北海道苫前地域、大曲沢セクションに分布する蝦夷層群の海洋無酸素事変2(OAE2)相当層準において、炭素同位体、バイオマーカーなどの分析から火山活動、古環境、古気候、古植生などの変動を体系的に復元・解析した研究論文.東北大 高嶋教授、福井県大 西教授との共同研究の成果です.中村さん、安藤さん、池田さんが中心に研究されて共著者に加わっています.
2024.1.7 論文公表:Asahi and Sawada, Organic Geochemistry
北海道中南部に分布する中新統タービダイト層(夕張地域の川端層、むかわ地域のアベツ層)から特徴的に見出される減成トリテルペノイドについて、起源と生成過程を推察した研究論文.この化合物が後背地の古環境・古植生を示すバイオマーカーになり得ることを提案した.朝日さんが苦労して知見を得た、博士研究の成果です.

北海道大学
大学院理学研究院 地球惑星科学部門 / 大学院理学院 自然史科学専攻
理学部 地球惑星科学科

地球惑星システム科学分野
地球生物圏変動学研究グループ(第5グループ)

生物/有機地球化学研究室(沢田健 研究室)


〒060-0810
札幌市北区北10条西8丁目
理学部6号館9階

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作成:2003年2月18日, 更新:2024年11月5日