======================================================================= _/_/_/_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/_/_/_/ _/_/ _/ _/ _/ _/ _/_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/_/_/ _/_/_/_/ _/ _/ _/ _/ _/_/_/_/ _/_/_/_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/_/ _/ _/ _/ _/ _/_/_/_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/   ======================================================================= 森羅万象セミナー 第 9 回 時・場所:5/27 (木) 17:00-19:00 低温研講義室 講演 1 :中川貴司(東大・理・地球惑星物理 D1) 『マントル対流数値モデルで遊ぶ      〜マントル対流-プレート運動系再現への基礎実験と 地球内部物質大循環数値モデルの作成〜』 マントル対流を研究するものにとっての大目標は2つあると考えられる.一つ はプレートテクトニクスのマントル対流中での再現である.この数値モデリング を行うためには粘性率の温度依存性とプレート境界を作るマントルの流動則が 大きな鍵となる.もう一つは地球惑星内部の熱化学進化過程をマントル対流の動 力学モデルからの解明である.この数値モデリングを行うためには化学混合の効 果を考えた数値実験を行う必要がある.今回はそれらのモデルを作成するための 基礎数値実験の結果の紹介とこれからのマントル対流数値モデリング屋さんが やるべき課題について紹介する. 講演 2 :千秋博紀(東大・理・地球惑星物理 D2) 『火星の初期熱史の数値計算』 近年の惑星集積に関する解析的・数値的研究によると, 惑星形成の初期段階で はいくつかの原始惑星が暴走的な成長をする. 地球は最終的にこの原始惑星同 士が衝突することによって形成されたと考えられている一方, 火星は暴走的に 成長した原始惑星のたったひとつの生き残りである可能性が示唆されている. 本研究では火星が暴走成長によって形成された場合に, 集積終了時の火星内部 が熱的にどのような状態となるのかを数値計算によって求め, その結果を元に 集積後の火星の進化についての考察を行なう. 第 10 回以降の予定 石渡正樹 (地球環境 助手) 『太陽定数増大に対する地球大気応答数値実験』 渡部重十 (地惑 教授) 『近未来の惑星大気探査 (仮題)』 渡辺剛 (地環研 PD) 『炭酸塩骨格から読みとる古環境記録の精度と限界』 話題希望要望サポーター、大募集中です ※諸事情により、変更や追加のある場合があります。 --- セミナー幹事:倉本 圭(Kuramoto Kiyoshi)      北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 助手      Room:理学部3号館307号室 (部屋変わりました)      Phone: 011-706-3567, Fax: 011-746-2715 E-mail: keikei@neko.lowtem.hokudai.ac.jp