$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ 森羅万象セミナー 第 41 回 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~sinra/ $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ 時 : 10 月 23 日 (月) 18:00-19:30 場所: 理 3 号館 103 号室 (電脳大飯店) 辰巳 治之 (札幌医科大学・医学部,教授) 『北海道の情報化と情報科学のルネッサンス』 平成元年に札医に赴任して2日目に、北大工学部(三谷助手)にお世話いただき、 初代のwsclarkとuucp(Unix to Unix CoPy)により電話線で接続し、junetに札医 が参加した。このことがきっかけになり、札幌医大の情報化、北海道内の情報化、 そして、日本の情報化に携わることになってしまった。そこで、独断と偏見による 北海道の情報化のバックグランドと生命科学の研究者の立場から情報科学の ルネッサンスについて解剖し夢を語る。 解剖学者の立場から生命科学について学ぶにつれ、熱力学の第二法則から 人類社会の進化まで考えるようになり、そこから、地球誕生46億年の間に 生命体である細胞に蓄積された英知を、現代社会に応用してみると、色々 おもしろいことが起きる。そのいくつかを紹介する。 現在の高度情報化を、人類の発達の延長線上、即ち、脳の進化の延長線が、 今の コンピュータで、全世界がインターネットにより一つの巨大な頭脳を 形成しつ つあると考え、北大、北海道が自分の脳の延長線であるという 発想から仲間を求め講演をする。最後にJohan Huizingaの言葉と Aristotelesの言葉を引用しておく。 Johan Huizinga:オランダの歴史学者。文化史研究に新生面を開く。(1872〜1945) :「遊びの精神が人類の歴史をつくった」 Aristoteles:古代ギリシアの哲学者。プラトンの弟子であり、またその超克者。 「形而上学」「自然学」をはじめ、論理学・倫理学・政治学・詩学・博物学などに 関する多数の著作がある。(前384〜前322) :「All Menschen streben von Natur aus nach Wissen.」 参考URL http://www.sapmed.ac.jp/~tatsumi:講演者HP http://www.ipc.hiroshima-u.ac.jp/hinet/seminar/001006/index.html :広島大学における講演者の関連講演要旨 http://www.jima.or.jp :JIMA 日本インターネット医療協議会 世話人:杉山耕一郎,岡田直資 # 諸事情により、変更や追加のある場合があります。 # 話題希望要望サポーター、大募集中です セミナー幹事:倉本 圭