六代
《六代下》
そのときに。もんかく。かみすまふを。とらせたり。平家の人きやうをは。あかくつくつて。おなしく。あかはたをさゝせたり。けんしの人形をは。しろくつくつて。おなしく。しらはたを。さゝせたり
はしめは。けんしの人きやうか。まけいろにみえたり。いしはし山の。かつせんを。のちにそ思ひあわせたり
そのとき。もんかく。いらたかの。しゆすをもみ。かうしやうに。はつたとあけ
なむ八まん大ほさつ。とようのきもんには。百わう百たいまて。けんしを。まもりたまはんとの。御ちかひにてましませは。 いわしみつの。御なかれ。いまた。つきすは。いま一と。けんしを。日本のしやうくんと。御らんせられ候へ
と。さまさましゆしゆに。いのつたり
そのとき。けんしのにんきやうか。たちまち。かつにのりつゝ。平家のくきやうか。もつたる御へいを。かいかなくつて。こしのあいたを。かひたいて。たんより下へ。なけたりけり
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坪田 敦緒 / tsubota@ep.sci.hokudai.ac.jp