| 秋気はげしく相成候へ共。御安全御くらし被成。奉賀候。愚老も無為ニしのぎ居申候。御安意可被下候。 |
| 一 | 。きぬ并唐紙被遣。いさゐ御書面のおもむき承知仕候。不日ニ揮写いたし可呈貴覧候。しかし甚繁多。
且のらにて日を費候事多く候ていづかたも延引。さいそく日々こまりはて申候。○十三夜は金福集会にて候。どふぞ立帰成とも。御上京可被成候。 |
| 一 | 。月渓なだ客遊之こゝろざし。当中旬過ニはおもひ立申され候よし。珎重ニ候。
則士川子その外へも添状したゝめ。此度相下候。何角御せわ。御やつかい之至。察入申御事に候。 |
| 一 | 。西のしばゐ。二軒茶屋のおすみがうき身のうへ。取組候て。それニ大丸彦右衛門のかんしやく。
或は先年清水坂八ツ岩といふ角力取のけんくわ。又板倉のつぼね殺し。何やかや取交ぜ候狂言。さのみおもしろき事はなく候へども。二軒茶屋の道具立。
藤屋中むらやの女子ども数十人。舞台の体はなやか成事ニ候所。此間さしとめられ相休居申候。此あとはあだちが原とゆき平そなれ松とつき合せ。
いたし候よし。是も中々おもしろく可有之候。又見物ニ参り可申と存候。しばゐニちよこちよこ身上りも候て。こまりはて申候。 |
| 一 | 。荒木先生へもよろしく御致声可被下候。小景近日揮毫可仕候。今日風塵。早々。以上 |
九月八日