| ○ | いまの軍学は。太平の後多くは定めし法なれば。かの素びきの精兵の類多かるべし。 むかしは七書に通ずるを以てせり。是に通じていまに用ゆる時は。必勝なにのうたがひあらん。 |
| ○ | 又鎗剱。柔術等。皆太平の後よにひろがりしものなり。 足利のよまではなし。されど。ひとへになきにもあらず。令に弄槍といふ事みえ。又兵法といひしは。いまの剱術なり。 兵士は稽古せし事も有とみゆれど。今のよのごとくにはあらざりし。柔術ぞむかしは相撲にて有しを。ひとの国より此法つたはりて。 いまはもはらに成たり。 |
| ○ | 相撲のおこりは誰もしりたる事なれば。いまはたしるすに及ばず。むかしは相撲人とて。 其人定たれど。中比は武士皆是を試て。合戦の時組打の用にはせしと。盛衰記。又太平記等にみゆ。伊勢貞親が其子貞宗へ教訓せしふみにも。 若き壮なる折は。よりより相撲を試べしと書置し。 |
| ○ | 相撲人布曳之事 西宮記相撲云。延喜七年八月九日。臨時召五番相撲了。略。相撲等依召参入。給匹絹有布曳事。 料布積平机。負方人飲罰酒。同十五年於仁寿殿前召相撲十二人。左十人。右二人。仰内蔵寮給索餅酒肴。 官人勧盃有布曳事。各給匹絹宗成加給調布。 又云。吏部王記。天慶三年閏七月十三日。文字不詳略之。 又云。長保二年八月十二日。故按察私記云。略。左大臣仰左近中将経房朝臣。 令相撲人等奉仕布曳事。左最手大鹿文時。就案東頭。跪取布一端進庭中。右最手越智常世又如此。 到庭中。互各以所持布投遣縄合引之。文時得之。次左助手御春時正得。右助手秦経政。 次左凡部元光得。右紀豊延。次左物部惟延。 右真上勝世得。次左手宇治部利村得。右凡時正。次有仰賜禄。 |
| ○ | 挿頭花 (中略) 相撲人 江家次第相撲召合云。次一番。左先出着葵華。取剱衣置北円座。進立桜樹下。次右出着瓠華。次次番負方先進之。 又云。位袍。官人以上位袍。番長以下青袍懸緒。並着平胡 糸鞋等。左挿桔梗華。右挿女郎華。西宮記。相撲云。相撲取。左着 |