| 恋に関有女相撲 | ||
| ゑようがあまつて独りころびの男 見えた見えた智恵のない所が |
| 恋に関有女ずまひ |
の小雪是ハすこし首筋自慢それよりつゝきて大津の十七小さん。二皮目のおつや。ものこしよしのお丹。桜色の音羽。後帯のお亀。歩上手のお半。
殿中の宇治。琴好のお松。我おとらじとちから足ふめバ。又にしの方より大関にびくに落のるり。其年卅一なれ共見た所二十二三。かくれもなき手取者はづかしげさつておどり出れバ。
関脇に指切の白玉。是ハ諸分しりの女なり。是におしならびて誓紙やぶりのお沢。男にくミのお嵯峨。後家姿のお島。鶉のおあき。飛あがりのおりん。暇の状のお国。いづれも四十八手の外よい手を知たる女。
力も入ずして男をなげる事を得たり。され共けふハたがひに女中立合の本のおすまひ。行司ハ旦那殿。ミぢん勝負のひいきなしに分られ。房付団に恋風をふくませ。立ゑぼしにくゝり袴。
既に脇明より前すまふをはじめ。三番かちの方へ長枕釣よぎをほうびに給ハり。其夜ハ旦那のおなりとあれバ。如在なく足の指をそらし。手のつゞく程ハしめあひ。
諸息のかよひ腰のひねり。爰が大事所。をしやわれになつてぞしまひける。是が今日の御遊山の芝居やふり