| 河原納凉凡六月七日の夜より十八日の夜に至て四条河原水陸寸地を漏さず床を並へ席を設て良賤船楽す東西の茶 |
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| 鴨水納凉之夜遊自六月七日至十四日為最盛矣 相続至晦日夜々四条橋南北凉棚茶店鱗次櫛比 両岸一帯皆妓館分茶酒舗羹店雑錯其間小脚店 則有泥鰌団魚之羹紅鬣青鱗之鮓諸色海味諸色 素食下酒下飯零砕作料不托水引河洛合羹胡餅 鋏子牢丸包子糖 杏桃楊梅諸色水菓琉璃店則魚 灯碗各色盞 箆髪朶香嚢彩勝水上浮紙画児遠視画凡児 戯之物泥孩陶犬惜千千頬叫子之類名件甚夥不 可畢数伎藝則走索戴竿呑刀弄丸蔵 角觝口伎影伎 種種無所不有竟夜火炬燭天絃歌鼓吹 驩笑海湧遊者不覚達旦 |
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| 北林社頭の北いにしへハ雑木林なりしか今ハ彼岸桜数株を植て花の比ハ一しほ美観なりこの林中借馬の馬場大弓の射場弓店栗飯の貨食家等あまたありて遊客常に群集ひ暑寒をいとはず賑はし又近年此所をひらき勧進大相撲を興行し大に流行せりされバ月花の風流より弓馬の調練酒食の設けに至る迄調ひて実に雅俗兼用して繁昌の地といふべし |