孝経楼漫筆
《孝経楼漫筆巻之三》
○相撲の大関。関脇
相撲の最手といふもの。三代実録四十九に見ゆ。○うつぼ物語としかげの巻にも。すまひのほてと有。
今の大関なり。西宮記相撲の条に。最手額田成連。与脇宇治部利里決勝負。脇は関脇なり。○小右記。
常時腋也とあり。○西宮記。江家次第などに。助手とあるも。腋の事か。○江家次第に。すまひの事をいへる所に。
犢鼻褌上。着狩衣差紐と見え。古今著聞集に。烏帽子袴など着ながら。すそをくゝりてとりたりしやうにも見えたり。
然るに栄花物語根合巻には。はだかなるすがたどもの。なみたちたるぞ。うとましかりけるとあれば。
むかしより裸にてもとりしにこそ。○北山抄裏書に。予検旧記。正暦四年七月廿二日戊申。内大臣右大将。於粟田相撲人給食。
公卿五人会す。凡并八番勇力。其後最手以下五人。犢鼻褌列立庭中。見了帰入云々。
○相撲人土俵入
北山抄相撲先二日の儀の処に。次相撲人進出。列立御前。大将随天気仰云。東向介。次仰。北向介。次仰。罷入。
次相撲とあり。今の世のいはゆる土俵入是に似たり。
《孝経楼漫筆巻之四》
○能
西宮記相撲ノ条に。相撲了能優一番。
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坪田 敦緒 / tsubota@ep.sci.hokudai.ac.jp