| 廿番 左 相撲 女房 | |
| 方わけてことりづかひのいそぎしはけふのぬきでの為となりけり | |
| 右 祈年穀奉幣 大蔵卿 | |
| 祈りたてたのもしげなるはつ稲や神の恵の秋をなすらん | |
| 左。ことり使。めづらしくきこえ侍るなり。何様の事にか侍らん。いか様にも歌姿たけたかく侍るなり。右。たのもしげなるには。はるかにまさるべき由一同にさだめ申しき 左。相撲といへる事は。諸国の供御人をめしあつめて。七月に相撲節会と云ふ事をおこなひて。天子の御覧ずるなり。始をばめし合せと申す。 後にすぐりて又御覧ずるをば抜出と申すなり。ことり使と云へる事は。若老のひがめにて侍るやらん。万葉に相撲使と書きて。ことり使と読むとこそ承及び侍れ。 これは諸国の相撲をめす使の事にこそ。左右近衛の管領にて侍れば。方を分けて国国へ使をくだし侍るにやとぞ覚え侍る。右は廿一社に御幣を奉りて。 年穀のゆたかならんことを祈り申さるるなり。其外はことなる事なし |
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