雑文穿袋
《雑文穿袋》

さて人倫の事をおはなし申さふ
毛詩に桑梓と御ざるハ父母の事でござるすなハち大指と小ゆびとにたとへるやつでござる 高堂 家大人父の事也 北堂 大夫人 大孺人などゝ母のことをいひます 泰山しうと 細君 豚犬わか子をさしてひ下の詞でござる 伯惣領 叔二男 仲三男 季四男 侯伯大名 大夫家老 圉人むまやべつとう 監門門番  抱関セきもり 角觝すまふとり 食客いさうらう 嬖妾気にいるのてかけ也 嬖臣しゆつとうの家来 奴隷下男 婢下女 孩児おさな子 家僮めしつかい 里正名主 五甲五人ぐミ 麒麟児利口な子也 縉紳先生とハきんきんせんせいといふ事でござる 丈人目うへの人をさしていふ 同僚同役 商客あきんど 遺遊へやずミ 倅 友于兄弟中のよい事 家累やくかい 同堂いとこ 庸人やとひ人 痴漢ばかもの 鮑知これハ中のよい友で御ざる管仲鮑叔牙ふかくまぢハりし故事 膏梁豎子金持のやくにたゝぬ人をいふ 任侠男だて 浮屠氏出家 俳優侏儒狂言やくしややうのもの也 新知近比心安くつきあふ人 崑崙奴くろん坊 瞽者めくら 姦夫間夫 花子こじき ゑた
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坪田 敦緒 / tsubota@ep.sci.hokudai.ac.jp