研究紹介

私たちの興味は,太陽系の起源と進化を解明することです.そのため,光学顕微鏡,電子顕微鏡,X線分光法,質量分析法などの手法を駆使して,地球内外の物質を正確に分析し,解析しています.この結果,全く新しい惑星や太陽系の起源や生い立ちが詳しくわかってきました.また,地球内外物質からこれまで読みとられていなかった全く新しい情報を獲得するため,物質を解析する新しい方法(分析法,解析装置,合成装置)の設計・開発も同時に行っています.これらの研究を通じて,私たちの興味は,我々太陽系から太陽系外の物質やその起源へと広がってきています.また,これら一連の研究の中に,現在まで認知されていない自然法則や現象が潜んでいて,それを発見できれば一層楽しいと考えています.今までの研究成果のうちで,主なものをテーマ別に以下に紹介しておきます.興味ある方はダウンロードしてみてください.我々の研究室に興味を持っている学生さんたちは「学位論文のタイトル」をみていただければ,もう少し専門的に内容を理解できるかもしれません.

東工大生協誌LANDFALLで紹介された研究室紹介記事
  1. 太陽系形成時の環境と物理・化学過程
    主な論文[酸素同位体異常] [物質大循環] [CAI形成]
    [コンドリュール形成]
    新聞記事等[朝日新聞/太陽系形成の新証拠][毎日新聞/地球の酸素は宇宙の氷から]
  2. 太陽系形成のタイムスケール
    主な論文[年代レビュー1] [年代レビュー2]
    新聞記事等[朝日新聞/年代測定宇宙から文化まで]
  3. 同位体顕微鏡の開発
    主な論文[粒子線検出器1] [同位体顕微鏡]
  4. 星間物質の進化
    主な論文[ケイ酸塩スターダスト]
    新聞記事等[NHKニュース][asahi.com/隕石から太陽系形成前の「星くず」発見][朝日新聞/地球作った「星くず」発見][日本経済新聞/太陽系誕生前にできた物質発見]
  5. 惑星の進化
    主な論文[下部マントルの流動特性]
    新聞記事等[朝日新聞/地球の誕生と進化探る]
  6. 生命の起源
  7. 天然における元素の挙動
    主な論文[拡散] [マントル鉱物]
  8. 惑星探査




同位体顕微鏡をつくる


太陽系のロゼッタストーン「隕石」