mew ver.1.9 の設定方法

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0. 準備

  • 2003年度以降、専攻メールサーバでは以下の設定方法は使用できません。
  • mew, im のインストール(dselectなどを使用.)
  • smtp サーバを決める(専攻サーバーの場合は mail.ep.sci.hokudai.ac.jp )
  • apop のパスワードを設定しておく
    (詳しい手引は apop.imget認証用パスワードの設定を参照.)

1. 作業

1. ~/.im/Config を作る.
	$imsetup
        
以下のような質問が来るので, 適切に答える(通常, デフォルトのままで良い)

・Where is your home directory? [/home/user]
・Where is your Mail directory? [/home/user/Mail]
・Where is your News directory? [/home/user/News]
(なかった場合,
「/home/user/News does not exist. Create it?」
といって作ってくれる. )
・What is your E-mail address(es)? [user@ep.sci.hokudai.ac.jp]
・What kind of mail spool do you use? (local/POP/IMAP) [local] pop
・What kind of POP authentication mechanism? (POP/APOP/RPOP) [POP] apop
・What is your pop account name? [user]
・What is your pop server name or IP address? [mail.ep.sci.hokudai.ac.jp]
・Do you want to preserve messages?
0 (delete immediately), -1 (preserve forever),
N > 0 (delete messages after N days) [0]
・What is your SMTP server name or IP address? [mail.ep.sci.hokudai.ac.jp]
・Do you want to use value of Content-Length header for delimitation
for localmail? (Answer yes if your OS supports Content-Length header like Solaris 2.x,otherwise answer no.) [no]
・Does your system can detect write errors without fsync(2)? (You can answer yes, if your home directory is on local file system, otherwise answer no.) [no]

Directory /home/user/.im created.
Setup /home/user/.im/Config.

これで, 設定ファイル ~/.im/Config がつくられた.
2. ~/.im/Config の編集
	$vi ~/.im/Config
        
編集する必要のあるのは以下の箇所. コメントアウトを外し, しかるべく書き込む. (## はセクションを意味する). もちろん, 説明を読んで詳細な設定を行っても良い
## Individual information
# NAME=Full Name
→ NAME=name
これでクライアントマシンでもmewを使ってメールを読み書きすることが できるようになった.

2. メールを分散させないためには

通常, APOPでメールを受信する場合, メールそのものをとってくるので メールサーバーにはメールが残らない. つまりどこかのクライアントマシンで メールを受信してしまうとそのマシンでしかそのメールは読めないことになり, 不便である. そんなときは
        ・クライアント→メールを ./Maildir/ から読む. 
        ・サーバ→メールを ./Mailbox から読む. 
というように設定しておくとよい.

<仕組み>
メールが配送される段階で, ./Maildir/ と ./Mailbox の両方に 配送されるので, クライアントでメールを見たときにメールを 持っていってしまったとしても, ./Mailbox にはメールが残っているため サーバのほうで全てのメールを受信することができる.

<方法>
1.ssh を使って mail.ep.sci.hokudai.ac.jp にログインする.

2.ホーム以下の .qmail を
./Mailbox
./Maildir/
のように書き直す. (他にも転送したいアドレスがあれば書き足しておく. )

3.mail サーバ内にもクライアントと同様に .im/Config を作る.
ただし, 以下の部分だけクライアントの場合とは設定をちょっと 変えるので注意.
## imget specific Imget.Src=local:${HOME}/Mailbox
<意味>
imget のソースはどこから持ってくるかというと local(mailサーバ)の {HOME(/home/user)} の中の Mailbox からとってきてね, ということ. つまり Mailbox に配送されたメールを読む.

3. クライアントマシンにメールをとってくる時のパスワード入力を省く

1. ~/.im/password というファイルをつくり, その中に
pop/APOP mail.ep.sci.hokudai.ac.jp user password
のように書く. 当然ここに書き込むパスワードはクライアントで メールを読む場合のために mailサーバ内の ~/Maildir/.password に書き込んだものと同じパスワードを書きこむ. 専攻ネットワークでは APOP を使っているが, もしも POP3 を使う場合 「APOP」の部分を「POP」のように変える.

2. password ファイルにはパスワードがそのまま書かれているので パーミッションを変えて人に見られないようにしておく.
        $ chmod 600 ~/.im/password
        
3. 次に ~/.im/Config の中の
UsePwFiles=yes
PwFiles=password
の 2 行からコメント(#)を外す.
これで, いちいちパスワードを入力しなくてもメールをとってこれるようになる.

最終更新日: 2001/1/5(高山歌織) Copyright � 2000 EPnetFaN