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]の設定

通常 Linx で作業する際、X window というソフトウェアを使って作業します。 これは windows の画面のように背景といくつかのフォルダが並びます。見た目にも親近感が持てる環境です。

X サーバに必要なパッケージは、“ x-window-system-core, xserver-common, xserver-xfree86, xfonts-100dpi, xfonts-75dpi, xfonts-base, xfonts-scalable,window manage(afterstep), xterm, kterm ”などです。

  # apt-get install x-window-system-core [Enter]

 とすると、設定画面に移ります。

  ―――――|Configuring Xserver -common |―――――― 

" Manage Xserver wrapper configuration file with debconf ? " と聞かれますので < Yes >します。

  ―――――|Configuring Xserver -common |―――――― 

" Manage XFree86 4.x server configuration file with debconf ? " と聞かれますので < Yes >します。

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Select the desired Xserver driver "
   ⇒ " sis " を選択

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Use kernel framebuffurdevice interface ? " と聞かれるので < Yes >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select the XKB rule set to use "
   ⇒ " xfree86 " < OK >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

「キーボードモデルを適切なものを選択しましょう。」 < OK >
*以下の設定でも先に詳細が表示されるものもあるので読み終わったら < OK >します。(記述は省略しています)

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select your keyboard model. " 
   ⇒ " jp106 " :pc104 を消して書き直す

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select your keyboard layout. "
   ⇒ " jp " :us を消して書き直す

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select your keyboard variant. "
   ⇒ 空欄

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select your keyboard options. "
   ⇒ 空欄

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please choose your mouse port. "
   ⇒ " /dev/psaux " < OK >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please choose the entry that best describes your name. "
   ⇒ " PS/2 " のまま < OK >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please choose a method for selecting your monitor characteristics. " 
   ⇒ " Medium " < OK >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select you monitor's best video mode. "
   ⇒ " 1024 × 768 @ 70Hz " を選択し < OK > 

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Select the video modes you would like the X server to use. " : resolution
   ⇒ " 1024 × 768 " に [*] して < OK >

  ―――――|Configuring Xserver -xfree86 |―――――― 

" Please select your desired number of bits per pixel. "  : color depth
   ⇒ " 16 "

これで X windows の設定は完了です。X windows がうまく起動すればこれまでの設定は正しいことになります。


さらに]をよく知りたいという方に・・・

● 重要 ● ● マメ知識 ●

“]ってナニ?”“なにゆえ]?”
はじめは、インストールFDで3章までの作業を行えば、Windowsのようにキレイな画面が出てきて、あとは使うだけ。と思っていました。 しかし、UNIXではそのようにはいかない!?つまり、私がこれまで見ていたような環境は、はじめからWindows OSが“ある機能”と統合されていたからこそのものなのです。
Linuxでは、OSがウィンドウやメニューなどの グラフィックオブジェクトを操作するユーザーインターフェイス(GUI:グラフィカルユーザーインターフェイス)と統合されていないため、 “] Window System”と呼ばれるGUIを自分で適切に設定しないとならないのです!!

このGUIは、次の4つのコンポーネントを持っています。
 ■ ウィンドウシステム
 ■ ウィンドウマネージャ
 ■ ツールキット
 ■ スタイルガイド

ウィンドウシステムは、画面上に表示されるグラフィックス出力を管理し、基本的なテキストとグラフィックスの描画機能を実行するものです。
ウィンドウマネージャは、ウィンドウの移動やサイズ変更・見た目などの機能を実行します。
ツールキットは、プログラミング用のツール。

以上3つで機能しそうですが、プログラミングのルールを示すガイドライン(スタイルガイド)がないと、 GUIで構築した表示&動作は一貫性のないものになってしまうそうです。それでは困りますね。よって、GUIは以上4要素で構成された優れものなのです。

そこで、このLinuxバージョンの]:“XFree86”をインストールするわけです。

● 重要 ● ● マメ知識 ●

ややこしい?XFree86設定方法

XFree86の詳細設定でナゼこんなにたくさんのことが尋ねられるのか?
はじめはとても不思議で苦労だらけでしたが、仕組みを調べてみるとナルホド☆と納得。

Xサーバーはモニタ出力を表示する役割(責任)を担っています。そのため、サーバーはビデオカードにアクセスして利用できる状態でなくてはなりません。 また、Xサーバーが制御するのは以下4つ。
 ■ ビデオカード
 ■ モニタ
 ■ キーボード
 ■ マウス
これらのコンポーネントを適切に動かすための情報が必要になります。
“だからさっきいっぱい設定したのか!”
とヒラメイテいただければ幸いです。

□モニタは、ビデオカードを通して制御されます。グラフィックス出力を表示します。ディスプレイ画面とも呼ばれますね。 “ビットマップディスプレイ”と“カラーディスプレイ”があり、それぞれピクセルなどに特徴があります。お見知りおきを。
□ビデオカードは、どのチップセット(モニタの制御信号を作成する集積回路)を利用しているのかを調べ、適切なものを設定しましょう。
□マウスは、今回は使っていないのでとくに問題ないのですが、使う場合はとても重要になります。ユーザーはマウスを使って、 ポイント&クリックでタスクを選択したり実行したりしますよね。マウスが正しく作動するための設定をします。

それぞれ、設定前に確認する事項がありますので、あらかじめ参考書片手にメモしておきましょう。

UPDATED 2003/06/25