昭和二十二年第四十回記念祭歌 浅緑燃ゆる 山家貫之君 作歌 堀井洵君 作曲 (1,2,4,5 繰り返しなし) 1. 浅緑燃ゆる北の曠里 荒ぶ嵐を身に受けて 神秘の扉開け放ち 雄叫び高く濁世に 叱咜の剣を振るふかな 2. 沈黙の楡林のほの暗く 友と高望を語りてし 三年の夢は淡くとも 羽搏かんかな大鳳は アンデスの嶺越えゆかん 3. ソロモンの栄華すでになし 血涙もて築きし幾春秋 花を褥に仮睡めば 春駘蕩の微風の香に 私語く永遠の理想かな 4. 北斗の啓示なほ清く 今宵󠄁四寮に輝けば 猛き遊児の熱血は ナイルの河のなほ浩く 乱れし世をば呑みほさん 5. 青史は薫る七十星霜の 崇高き歴史を承継ぎて 明日創造の首途に 今日四十回の記念祭 浩歌はんかな吾が友よ