昭和二十五年度寮歌 悠遠き日にあこがれて 高倉和昭君 作歌 金井倶光君 作曲 (1 繰り返しなし) 1. 悠遠き日にあこがれて 吾は来たりぬ 北国の詩の都ぞ やはらかき緑の芝生 美はしき小川の畔 清明の森蔭深く訪ね来て 新らしき喜びに満つ 2. 讃へなむ石狩の 曠野に打建てし 雄大いなる先人が足跡 四十三回記念祭巡りて 光栄あれ伝統の法燈 星辰清きエルムの学園に甦へりたる 鐘の音は高く鳴るなり 3. あかつきは紫の 夢にけむれり 雪解なる陵にのぼりて 恋ひ慕ふ意気と血汐の 花香る青史の光栄よ 二春を魂の故郷に契りては 培はん尊き遺訓 4. 仰ぎ見よ秀でたる 久遠の山河 悠久の時の移ろひ 森蔭に心情は燃えて 恵むなり真理の秘奥 青春の高遠き理想を抱きては 進まなむ厳しかる道