昭和二十七年度寮歌 永遠の水のひろごり 村上啓司君 作歌 田畑実君 作曲 (1 繰り返しなし) 1. 永遠の水の広ごり 去にし全ての名残りをしるす 陽の光水の面にわたらず 厚き雲の低くたれたり 大いなる水と強き風との 須臾なる静けさ今ぞ破れん 無限の過去の名残りを無みと 今こそ吾等雄々しく立たん 2. 再びす宣臂の叫び 血をもて験りし訓えを忘る 屈辱の条文は結ばれ 時の声の高く顕る 核崩壊なる強き力は 生命と愛とを毀ち捨てなん 再び過去の犯ちせじと 今こそ吾等凛乎と起たん 3. 北国の樹々の直さよ 牧場の草の色の濃緑さよ 永き冬厳しき試練に 打ち耐えたる姿美わし 潮風荒べる荒磯にさえ 名もなき草木の生をば享受ぬ 自然の真理の頌歌を唱い 今こそ吾等深く究めん