平成九年度寮歌
昇龍の夢
長谷川健君 作歌
石井英一君 作曲
(了なし繰り返しあり)
流転(るてん)行路(こうろ)に我(われ)仰(あお)ぎ見(み)る
桃色(ももいろ)空(ぞら)に龍(りゅう)の雲(くも)
我(われ)昇龍(しょうりゅう)の夢(ゆめ)に入(い)る……

霞(かすみ)こめ雄(たけ)き林(はやし)を抜(ぬ)け出(い)でて
辿(たど)り着(つ)きし我(わ)がふるさとの
垣根(かきね)は山河(さんが)陽(ひ)はおちて
大(おお)いなる水海(うみ)に月(つき)映(は)ゆる
ふるきよき力(ちから)強(づよ)きふるさとに
はぐくまれし嗚呼(ああ)我(われ)は
不壊(ふえ)の哲(おも)い引(ひ)き提(さ)げて
龍(りゅう)のごとくに昇(のぼ)りゆく

しかれどもいつしか其(そ)れも身(み)を移(うつ)し
昔(むかし)を偲(しの)ぶ此(こ)の我(われ)に
時(とき)の流(なが)れを感(かん)じつつ
今(いま)あたりを見渡(みわた)せば
新(あたら)しき世界(せかい)の広(ひろ)がり新(あたら)しき
ものここに見(み)て我(われ)想(おも)う
「彼(かれ)の哲(おも)い引(ひ)き提(さ)げて
若(わか)き力(ちから)で昇(のぼ)りゆけ」
ふと仰(あお)ぎ見(み)る紅(くれない)空(ぞら)に
龍(りゅう)の雲(くも)は形(かた)くずし流(なが)れゆく