令和元年第百十一回記念祭歌
奔る流れ
樋浦一希君 作歌
伊藤小雪君 作曲
(1,2,3 繰り返しなし)
1.
曇天
(
どんてん
)
低
(
ひく
)
く
晴緑
(
せいりょく
)
の
山
(
やま
)
高
(
たか
)
くみあげて
岩
(
いわ
)
打
(
う
)
つ
波間
(
なみま
)
静寂
(
しじま
)
の
底
(
そこ
)
に
力
(
ちから
)
を
秘
(
ひ
)
して
揺
(
ゆ
)
れては
消
(
き
)
える
蒼銀
(
あおぎん
)
の
魚影
(
かげ
)
未蕾
(
みらい
)
は
満
(
み
)
ちて
華
(
はな
)
ならん
2.
急滝
(
きゅうりゅう
)
高
(
たか
)
く
紅
(
くれない
)
の
木々
(
きぎ
)
散
(
ち
)
る
葉
(
は
)
をうけて
渦
(
うず
)
まく
白泡
(
しらあわ
)
一瞬
(
ひととき
)
ここに
己
(
おのれ
)
を
賭
(
と
)
して
白銀
(
ぎん
)
に
煌
(
きら
)
めけ
緋赤
(
ひせき
)
の
川面
(
かわも
)
祭
(
まつ
)
りは
咽
(
たけ
)
く
華
(
はな
)
たれや
3.
月影
(
つきかげ
)
長
(
なが
)
く
原始林
(
もり
)
を
貫
(
つらぬ
)
き
街
(
まち
)
影
(
かげ
)
映
(
うつ
)
す
学舎
(
まなび
)
の
流
(
なが
)
れ
刹那
(
せつな
)
輝
(
かがや
)
き
我
(
われ
)
今
(
いま
)
生
(
い
)
きて
札幌
(
ひとざと
)
に
舞
(
ま
)
う
川辺
(
かわべ
)
の
銀鱗
(
ぎんりん
)
咲
(
さ
)
くは
次代
(
じだい
)
の
華
(
はな
)
なれや