昭和三十二年寮歌
花繚乱の
前島一淑君 作歌・作曲
(1,2,3,4,5 了あり)
1.
花
(
はな
)
繚乱
(
りょうらん
)
の
夢
(
ゆめ
)
に
酔
(
よ
)
い
地
(
ち
)
の
囁
(
ささや
)
きの
音
(
ね
)
に
伏
(
ふ
)
せば
草
(
くさ
)
湫々
(
しゅうしゅう
)
の
声
(
こえ
)
すなり
2.
夜光
(
やこう
)
流
(
なが
)
るる
芝草
(
しばくさ
)
や
辛夷
(
こぶし
)
の
花
(
はな
)
の
香
(
か
)
に
迷
(
まよ
)
う
遠
(
とお
)
き
憧
(
あこが
)
れ
逝
(
い
)
にし
日
(
ひ
)
よ
3.
窓辺
(
まどべ
)
に
招
(
まね
)
く
幻
(
まぼろし
)
の
影
(
かげ
)
にあくがれ
彷徨
(
さまよ
)
えば
森
(
もり
)
に
桂
(
かつら
)
の
火
(
ひ
)
は
燃
(
も
)
えぬ
4.
今
(
いま
)
紅
(
くれない
)
の
篝火
(
かがりび
)
よ
裸形
(
らぎょう
)
の
友
(
とも
)
は
肩
(
かた
)
組
(
く
)
みて
去
(
さ
)
り
行
(
ゆ
)
く
青春
(
はる
)
を
惜
(
お
)
しむかな
5.
静寂
(
しじま
)
甦
(
かえ
)
りぬ
春
(
はる
)
の
宵
(
よい
)
銀漢
(
ぎんかん
)
の
下
(
もと
)
希望
(
のぞみ
)
なる
支笏
(
しこつ
)
の
湖
(
うみ
)
に
星
(
ほし
)
は
飛
(
と
)
ぶ