昭和三十三年寮歌
吾れ憧れし
佐伯政英君 作歌
佐藤一正君 作曲
(1,2,3,4 了あり)
1.
吾
(
わ
)
れ
憧
(
あこが
)
れし
美
(
び
)
の
国
(
くに
)
の
春
(
はる
)
は
名
(
な
)
のみの
春
(
はる
)
なれど
雪解
(
ゆきげ
)
の
水
(
みず
)
に
甦
(
よみがえ
)
る
野面
(
のづら
)
に
充
(
み
)
ち
満
(
み
)
つ
生命
(
いのち
)
あり
2.
遠
(
とお
)
くふるさと
離
(
はな
)
れ
来
(
こ
)
し
寮友
(
とも
)
と
睦
(
むつみ
)
の
杯
(
つき
)
酌
(
く
)
めば
今日
(
きょう
)
も
手稲山
(
ていね
)
に
夕
(
ゆう
)
映
(
は
)
えて
鐘声
(
しょうせい
)
はろかに
快
(
こころ
)
よし
3.
楡
(
にれ
)
の
木蔭
(
こかげ
)
に
憩
(
いこい
)
せば
紫紺
(
しこん
)
の
峰
(
みね
)
をこえゆきて
父母
(
ちちはは
)
いかに
君
(
きみ
)
いかに
つきるを
知
(
し
)
らぬ
吾
(
わ
)
が
懐
(
おも
)
い
4.
ただ
茫漠
(
ぼうばく
)
の
大平野
(
だいへいや
)
静寂
(
しじま
)
の
夜
(
よる
)
は
更
(
ふ
)
けゆきて
囲
(
かこ
)
む
焚火
(
たきび
)
も
暗
(
やみ
)
に
消
(
き
)
え
夜空
(
よぞら
)
彩
(
いろど
)
る
北斗星
(
ほくとせい
)