昭和五十四年寮歌
うす紅の
鶴原文孝君 作歌
高田和重君 作曲
(1,2,3,4,5 繰り返しなし)

1.
うす(くれない)(あき)ゆうぐれに
(ほろ)びの(かぜ)()(すさ)
斜陽(しゃよう)かげ()()(うつ)ろいて
(かたむ)姿(すがた)(いた)ましく
()(むね)()()にし()()
(おも)いは恵迪(けいてき)(とも)

2.
うす(むらさき)(ふゆ)あけどきに
()みわたる(かぜ)(そこ)(こお)
もの(おと)()えて(つめ)たく(さむ)
(くら)くも(はゆ)(むな)しさに
(たお)れゆくもの(いま)この(とき)
(おも)いは恵迪(けいてき)(とも)

3.
うす(もや)けぶる(はる)あけぼのに
昔日(せきじつ)(かげ)たゆたい(まど)
されど(みどり)はまだ(わか)くして
()()(はな)(のぞみ)もて
(あたら)しき()のかげろい()かぶ
(あこが)恵迪(けいてき)(とも)

4.
うす(はな)いろの(なつ)よい(やみ)
たまゆら(かぜ)はさわやけし
()(うたげ)にも(ほし)()(さち)
(うた)寮友(とも)らの(うれ)しさに
(いこ)える()にも(おも)いありたし
(ゆめ)こそ恵迪(けいてき)(とも)

5.
うつろう四季(とき)感慨(おもい)をこめて
()ちゆくものを()つめつつ
いまだ(かわ)かぬ血涙(けつるい)をもて
ただひたすらに(いの)(ささ)
唯一(ただ)真実(しんじつ)(みち)(のこ)さむ
(おも)いは恵迪(けいてき)永遠(とわ)
(おも)いは恵迪(けいてき)永遠(とわ)