【 セミナー情報 】

  掲載日: 2010/11/16

宇宙物理セミナー&コロキウムのお知らせ (2010/11/16 )

  • 宇宙物理学研究室セミナー「赤方偏移 z=3.1 原始銀河団領域における銀河形成」、物理教室コロキウム「宇宙再電離期の銀河形成と超広視野初期宇宙探査衛星 WISH 計画」.

    日時:  11月18日(木)
    [セミナー:10時30分-12時00分、コロキウム:16時30分-18時00分]
    場所:  [セミナー:6-204-02、コロキウム:2-211]

    タイトル: 宇宙物理学研究室セミナー「赤方偏移 z=3.1 原始 銀河団領域における銀河形成」
    物理教室コロキウム「宇宙再電離期の銀河形成と超広視野初期宇宙探査衛星 WISH 計画」



  掲載日: 2010/11/05

低温研共同利用研究集会 (2010/11/4 - 6)

  • 低温研共同利用研究集会「天体の衝突物理の解明(VI) -衝突と物質科学-」開催のお知らせ.

    日時:  11月4日(木)- 11月6日(土)
    場所:  北海道大学 低温科学研究所 講堂

    今年度のテーマ: 「衝突と物質科学」

    隕石中には,カクレキ岩やメルトといった天体衝突の痕跡が見られ,さらされた衝撃圧の推定などから母天体における衝突・破壊状況を知る手助けとなります.また,隕石中の同位体比や結晶構造といったものが天体衝突によって変動することが知られており,年代測定やリモセンデータの解釈に当たって衝突の影響を評価することが重要とされています.今回は,このような天体衝突現象の惑星物質科学的側面へ焦点を当てたいと思います.

    プログラム:  詳細はこちら

     招待講演者(敬称略):
       木村眞(茨城大)
       富岡尚敬(岡山大地球研)
       三河内岳(東大)
       三村耕一(名大)


  掲載日: 2010/09/15

宇宙理学特別講義・セミナー (2010/09/15)

  • 宇宙理学特別講義・セミナー開催のお知らせ.

    日時:9月15日(水)15:00-17:00(前半がセミナー,後半が講習)
    場所:理学部2号館2階11号室(2-211)
    講師:齋藤正雄氏(国立天文台ALMA推進室)

    セミナー
    タイトル:"天文学最前線をALMAで突破しよう"

    概要
    ALMA(Atacama Large Millimeter/Submillimeter Array)プロジェクトとは、東アジア(日本が主導)・北米・ヨーロッパ・チリの諸国が協力して進めている汎用のミリ波サブミリ波干渉計の国際プロジェクトです。直径12mの高精度アンテナ50台と「ACAシステム」と呼ばれる高精度アンテナ16台を、チリ・アンデス山中の標高5000mの高原に設置し、ハッブル宇宙望遠鏡を凌駕する超高分解能(0.01秒角)や既存の干渉計を桁で上回る超高感度(μJy)を実現します。今年度は初期運用のcall for proposalが始ま予定です。初期運用では、16台の干渉計として観測開始となりますが、既存のミリ波サブミリ波干渉計より10倍以上の感度となります。本発表ではALMAの現状を紹介し、ALMAがどのような研究を切り開こうとしているかの一端を紹介したいと思います。皆様もALMAを使って天文学の研究に風穴を開けてみませんか?



    講習
    タイトル:"How to use ALMA"

    概要
    ALMAは共同利用観測施設として、一般研究者に開放され利用可能ですが、そのためには観測提案を提出して受理される必要があります。それらの対応とユーザー支援は全てユーザー向けの窓口ARC(ALMA Regional Center アルマ地域センター)が行います。今回は、ALMA観測を行うまでの具体的手順にそってALMAから提供されるツール群の入手方法および使用に関して紹介をします。また、限られた時間の中ですが、個々の観測提案についての具体的な相談についても可能な限り対応したいと思います。


  掲載日: 2010/07/22

第159 回 森羅万象セミナー (2010/07/27)

  • 207/27(火) 16:30 より理学部 8 号館コスモスタジオにて、森羅万象セミナーを開催します.専門分野,学年,職を問わず皆様のご参加をお待ちしております.

    森羅万象セミナー 第 159 回 (http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~sinra/)

    分子雲コアからの円盤形成過程と重力不安定によるガス惑星形成の可能性

    町田正博 さん
    (国立天文台)

    日時: 07/27(火) 16:30--18:00
    場所: 理学部 8 号館 2 階コスモスタジス(8-2-01)


    星形成の母体となる分子雲コアは角運動量を持つため,星形成過程で,原始星の周りに必然的に星周円盤が現れる.惑星は,この星周円盤の中で誕生するため,この円盤の形成過程やその後の進化を理解することは惑星形成論を理解する上で重要である.星や円盤形成の過程は,重力,ガス圧,ローレンツ力や回転の効果が複雑に絡み合っているため,数値シミュレーションを用いてこれらの形成過程を理解する必要がある.しかし,数々の制限のために,今まで,分子雲コアから直接星周円盤が形成する過程はほとんど調べられてこなかった.この研究では,大規模数値シミュレーションを用いて星周円盤の形成とその発展について調べた.結果,原始星形成段階前に形成するファーストコアが原始星形成後に,直接星周円盤に進化することが分かった.また,原始星形成後の主降着段階では,星周円盤が原始星よりも重いことが分かった.これは,重力不安定によるガス惑星形成を促進する.


  掲載日: 2010/06/16

宇宙理学特別講義(2010/06/28〜),物理教室セミナー(2010/06/30)

  • 宇宙理学特別講義「始原ガス中での星形成」を行います.

    日程:6月28日から7月1日
       6月28日は9時から講義を開始します.

    講師 大向一行 京都大学理学研究科 准教授

    講義:「始原ガス中での星形成」

    内容:宇宙最初の星である種族III星の形成過程について概説する.
        以下のような内容を予定している.
        ・宇宙における密度揺らぎの生成と成長
        ・初代天体の形成と分裂過程
        ・始原ガス中での微視的物理過程
        ・高密度コアの収縮と原始星の形成
        ・原始星の降着進化
        ・周囲のガスへのフィードバック効果
        ・種族III星の観測的特徴

    場所:
    6月28日1,2講目 2-402 345 講目2-211
    6月29日1,2講目 5-304 345 講目2-211
    6月30日1,2講目 2-211 345 講目2-211
    7月1日1,2講目 2-402 345 講目2-211

    ※受講希望者は,宇宙物理研究室 羽部までメールでご連絡下さい.

    講義の一部として,6月30日16時30分から,物理教室セミナー 「宇宙最初の星形成」(場所:2-211)を行ないます.受講者は必ず参加するようにしてください.

    また,7月1日10時30分から研究室向けセミナー「低金属度星の形成について:種族III−II遷移」(場所:2-402)を行ないます.興味のある方は参加して下さい.


  掲載日: 2010/06/14

コロキウム ミリ波サブミリ波で見る宇宙;アルマ時代の宇宙探求 (2010/06/18)

  • 6月18日(金) 16時より2号館409にてコロキウムを行います。

    日 時:2010年6月18(金)16:00〜17:30

    場 所:理学部2号館4階09号室(2-4-09)

    講 師:川辺 良平 氏(国立天文台教授・野辺山宇宙電波観測所所長)

    タイトル:ミリ波サブミリ波で見る宇宙;アルマ時代の宇宙探求

    概 要:
    ミリ波サブミリ波は,我々の宇宙における天体形成や物質進化,宇宙創成の研究に最適な波長帯であり,その波長帯での観測からこれまでも様々な宇宙の謎が明らかになってきた.日本では,野辺山宇宙電波観測所(NRO)を設立し,様々な星間分子の発見,巨大ブラックホールの証拠の発見,原始惑星系円盤の発見などで世界的にミリ波天文学をリードしてきた.現在,アルマ(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)を日米欧で建設中であり,来年からは初期サイエンスが開始される.NROでは,北大等の大学と協力してチリにおいてサブミリ波天文の開拓もリードしてきている.ここでは,アルマ時代に向けたミリ波サブミリ波天文学の活動や新機軸の観測装置等の開発の現状について報告する.