インストールすべきパッケージで挙げられたパッケージがインストールさ れていることを確認する. X サーバに必要なのは
等である. もちろん上記のパッケージと依存関係にあるパッケージも一緒にイ ンストールしなければならないが, dselect や apt-get を使ったインストールでは勝手に インストールされている. しかし, WWW, mail サーバで用いられている Intel 815 チップセットの対応する X サーバは Debian パッケージでは存在しない. 次に X サーバのインストール方法を述べる(DNS, NEWS は 3.X サーバの設定 へ )
Intel 815 チップセットに対応する X を立ち上げるために次のパッケージ をインストールする. 配布先は Intelのサポートページの検索で xfcom, i810 等実行すると出て来る.
見ての通り, RPM パッケージなので RPM パッケージを deb パッケージへ 変換するパッケージもインストールする.
またこの時点で kernel の再構築を済ませておいてもらいたい. なぜなら, I810GTT をインストールして agpgert ドライバを モジュールに組み込む際に kernel のバージョンが違うというエラーが出 て組み込むことができない. kernel の再構築は問題の本質ではないが, とりあえずドライバを組み込むことができることを述べておく.
最初に /dev/agpgart ファイルを作成する.
# mknod /dev/agpgart c 10 175
c はキャラクタ型のスペシャルファイルを生成するときに与える引数. 次 に続く数字はデバイスのメジャー番号とマイナ番号.
次のコマンドを実行してrpm パッケージを tar.gz ファイルにする.
# alien --to-tgz i810gtt-0.2.4.src.rpm
I810Gtt-0.2.tar.gz が生成される. これを展開する.
# tar xfvz I810Gtt-0.2.tar.gz agpgart.c agpgart.h testgart.c README Makefile linux/autoconf.h |
agpgart.o を make して, できたファイル(agpgart.o)を/lib/modules ディ レクトリの適切な場所(この場合は misc ディレクトリ)に置く. misc ディレクトリはおそらくないので作らなければならない.
# make agpgart.o # mkdir /lib/modules/2.2.18pre21/misc # mv agpgart.o /lib/modules/2.2.18pre21/misc/ |
insmod を行って実際に agpgart がモジュールに組み込まれるか確かめ てみる(# insmod apagart). うまくいくようだったら, 起動時にモジュールを組 み込ませる. 起動時にモジュールを組み込むためには /etc/modules に agpgart を記述する必要がある.
# vi /etc/modules # /etc/modules: kernel modules to load at boot time. # # This file should contain the names of kernel modules that are # to be loaded at boot time, one per line. Comments begin with # a #, and everything on the line after them are ignored. #vfat #nls_iso8859-1 #nls_cp437 #nls_cp932 #eepro100 agpgart |
alien で deb パッケージ化し, インストールする.
# alien --to-deb xfcom_i810-1.2-3.i386.rpm # dpkg -i xfcom-i810_1.2-4_i386.deb |
XFCOM_i810 が /usr/X11R6/bin/ にできるので SVGA にリンクを貼る.
# ln -s XFCom_i810 XF86_SVGA
i815 はフレームバッファアクセスのためにメインメモリの一部を割り 当てなればならない. i815 で必要とするアクセスメモリは 1 M らしい. メモリは 128 M なので lilo.conf の一部を以下のように書き換える.
# vi /etc/lilo.conf (省略) # Kernel command line options that apply to all installed images go # here. See: The `boot-prompt-HOWO' and `kernel-parameters.txt' in # the Linux kernel `Documentation' directory. # append="mem=127M" (省略) |
lilo.conf の変更をシステムに反映させる.
# lilo
$ sudo XF86Setup
しばらく待つと, GUI の設定画面が現れる. ここで注意しなければならないこ ととして, マウスの設定が終わるまで、マウスを動かして はいけない点が挙げられる. 例え正しい設定でもマウスが効かなくな ることがある.
項目 | 値 | ||||||||
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マウス |
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キーボード |
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モニター |
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カード |
▼詳細設定(画面右下のボタンを押すことで設定画面に入れる)
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モードセレクション |
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設定が終ったら "Done" ボタンを押す. セーブ画面が現れるので, セーブす る.
最後に設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する.
$ startx
これで X が上がれば良い.
最終更新日: 2001/03/11(村田泰洋) | Copyright © 2000 epcore |