基本システムインストール後, それぞれのサーバに必要とされるパッケージを
インストールする. しかし「何をインストールせねばならないか」という問い
は非常に難しい. なぜならばそれはサーバを維持管理する人の好みに多分に
依存するからである.
ここでは最低限インストールすべきパッケージのみを列挙する.
あとは管理者にとって使いやすい道具をそろえれば良い.
ただし次のルールは守ってもらいたい.
- 余計なネットワークサービスは提供しない
- インストールしたソフトウェアで各サーバで必須と思われるものは必
ずドキュメントに反映させる
※サーバマシンがディスクの破壊等で機能しなくなった場合, ドキュメン
トに従って早急に回復できるようにするため(ソフトウェアのアップグレー
ドなどもそれに当たる).
パッケージのインストール方法はインストール方法
を参考のこと. また X に関しては X サーバの設定
を参照のこと.
1. すべてのサーバにインストールするパッケージ
タスクパッケージのインストールにより下
記のパッケージはインストール済のものが多いはずである. 念のため, 確認す
る. WWW, Mail における X サーバ関連(X クライアントも含む)のパッケージ
は X のインストールに工夫が必要な為, X サーバ
のインストールが終わってからにする.
- OpenSsh
(毎日(週, 月)決まった時間にソフトウェアを起動する)
- rsync
(バックアップに用いる)
- sudo
(root のフリができるようになる)
- 日本語環境 (locale-ja, man-db-ja,
kon2, konfont, jless, 等)
- emacs 関係(emacsen-common,
emacs20-dl, emacs20-dl-el, emacs-dl-canna 等)
- nvi 関係(nvi, nvi-m17n-canna,
nvi-m17n-common
- canna 関係(canna, emacs-dl-canna, 等)
- xserver-vga16(XF86Setup が使え
るようにするため)
- xsever-mach64(News DNS サーバ用)
- xf86setup-ja
- Window Manager 関係(twm, fvwm2, afterstep, 等)
- X 用日本語フォント(xfonts-cjk, xfonts-*, freetype2, ...それっぽいもの)
- xterm, kterm
- ntp (時刻合わせ)
- ftpd (WWW, Mail サーバのみ)
- ncftp
- シェル関係 (csh,tcsh)
- dnsutils
- gcc
- bison
- make
- dpkg-dev
2. mail サーバにインストールするもの
3. アンインストールするパッケージリスト
- ae
- ppp関係(ppp, pppconfig)
- nfs-server, nfs-common
- talk, talkd
- fingerd
- xdm
- gpm
(コンソール上でマウスが使える)
- xmh
- xemacs
- skk, skkinput
インストール最中に幾つか質問される場合があるが, メッセージをきちんと読
み, 適切に対処すること. 代表的なパッケージに関する対処方法は記述しておく. インストールには 20 分
くらいかかるかもしれない.