それでは次に X Window System(通称 X)のサーバ設定を行います。
X は Linux 上でグラフィカルにアプリケーションを操作するためのシステムです。
一般的に X を設定するためには、
自分の使っているビデオカードの種類、マウスの種類、モニタの解像度、
を知っていなければなりません。X を設定するための代表的なコマンドは XF86Setup です。
$ sudo XF86Setup
しばらく待つと、GUI の設定画面が現れます。ここで注意しなければならない事として、
マウスの設定が終わるまで、マウスを動かしてはいけない点が挙げられます。
XF86Setup の設定値
項目 |
値 |
マウス |
プロトコル: |
PS/2 |
デバイス: |
/dev/psaux |
|
キーボード |
モデル: |
Japanese 106 key |
レイアウト: |
Japanese |
|
モニター |
周波数: |
High Frequency SVGA, 1024 x 768 @ 70 Hz |
|
カード |
▼詳細設定(画面右下のボタンを押すことで設定画面に入れる)
|
モードセレクション |
|
最後に設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行します。
$ startx
XF86Setup コマンドはルート権限で行いますが、
startx は一般ユーザ権限で行うことに注意して下さい。
そうしないと……、気が向いたら試してみて下さい。
~/.Xauthority の所有者がルートになってしまいます。
- 武藤健志 著「Debian GNU/Linux 徹底入門 ---Potato 対応版---」
翔泳社, ISBN4-88135-949-5
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