MAIL,WWW サーバのホーム領域(/home)とそのバックアップ(/home.bk), NEWS サーバのニュース領域には外付け SCSI HDD を用いている. これら SCSI HDD は基本システムのインストール後にマウントする必要がある. 本文書はその手引きである.
ディスクのマウントポイントを確認する. 『ディスク構成』を確認しておくこと.
SCSI カード及び SCSI HDD の接続の際には 『ハードウェア組み立ての際の注意』 を確認しておくこと.
接続を確認した後でサーバを再起動する.
$ dmesg | less
dmesg は起動する際に表示されるメッセージを表示する.
以下のように, 接続した二つの SCSI HDD が /dev/sda, /dev/sdb として認識されていることを確認する.
# cfdisk /dev/sda続いて
# cfdisk /dev/sdb
を実行し, パーティションを作成する. 作成するパーティションは『ディスク構成』 を参照すること.
mke2fs を実行し, ファイルシステムを作成する.
# mke2fs /dev/sda1
# mke2fs /dev/sdb1
※サーバ新期構築の時だけ行う. (再構築の時はいらない)
マウントするためのディレクトリを作成する.
# mkdir /home
# mkdir /home.bk
# mkdir /work
# mkdir /work.bk
起動時に/dev/sda1 がマウントされるように, /etc/fstabファイルを編集する.
# vi /etc/fstab
この部分を
/dev/hde2 /home ext2 defaults,noauto 0 2 /dev/hdg2 /home.bk ext2 defaults,noauto 0 2
以下のように書き換える.
/dev/hde2 /work ext2 defaults,noauto 0 2 /dev/hdg2 /work.bk ext2 defaults,noauto 0 2
以下の部分を書き足す.
/dev/sda1 /home ext2 defaults 0 2 /dev/sdb1 /home.bk ext2 defaults 0 2
・各フィールドの意味
- /dev/hdg1
- マウントするハードディスクのデバイス名- /home
- デバイスのマウント先- ext2
-ファイルシステムのタイプ (UNIX は ext2 というファイルシステムを用いている. Windows ならば FAT32)- default
オプション.
- default: 起動時にマウントする.
- dump
リブートした後, dfコマンドなどを使ってディスクの状況を確認する.
最終更新日: 2002/03/16 道政広一 | Copyright © 2002 epcore |