ハードディスクのマウント(MAIL,WWW,NEWS)

MAIL,WWW サーバのホーム領域(/home)とそのバックアップ(/home.bk), NEWS サーバのニュース領域には外付け SCSI HDD を用いている. これら SCSI HDD は基本システムのインストール後にマウントする必要がある. 本文書はその手引きである.


1.準備

1.1 確認

ディスクのマウントポイントを確認する. 『ディスク構成』を確認しておくこと.

1.2 ハードウェアの接続

SCSI カード及び SCSI HDD の接続の際には 『ハードウェア組み立ての際の注意』 を確認しておくこと.

2. 作業

2.1 再起動

接続を確認した後でサーバを再起動する.

2.2 デバイス名の確認

$ dmesg | less Enter

dmesg は起動する際に表示されるメッセージを表示する.

以下のように, 接続した二つの SCSI HDD が /dev/sda, /dev/sdb として認識されていることを確認する.

2.3 パーティションの作成

# cfdisk /dev/sda Enter
続いて
# cfdisk /dev/sdb Enter

を実行し, パーティションを作成する. 作成するパーティションは『ディスク構成』 を参照すること.

2.4 ファイルシステムの構築 (フォーマット)

mke2fs を実行し, ファイルシステムを作成する.

# mke2fs /dev/sda1 Enter
# mke2fs /dev/sdb1 Enter
※サーバ新期構築の時だけ行う. (再構築の時はいらない)
※ext3 でフォーマットする際には mke2fs -c -j /dev/sda1 とする. (-c はディスクの不良チェック)

2.5 マウント

マウントするためのディレクトリを作成する.

# mkdir /home Enter
# mkdir /home.bk Enter
# mkdir /work Enter
# mkdir /work.bk Enter

起動時に/dev/sda1 がマウントされるように, /etc/fstabファイルを編集する.

# vi /etc/fstab Enter
  • 書き換える部分
  • この部分を

    /dev/hde2   /home          ext2    defaults,noauto    0       2
    /dev/hdg2   /home.bk       ext2    defaults,noauto    0       2
    

    以下のように書き換える.

    /dev/hde2   /work          ext2    defaults,noauto    0       2
    /dev/hdg2   /work.bk       ext2    defaults,noauto    0       2
    
  • 書き足す部分
  • 以下の部分を書き足す.

    /dev/sda1   /home          ext2    defaults       0       2
    /dev/sdb1   /home.bk       ext2    defaults       0       2
    
    ・各フィールドの意味

    リブートした後, dfコマンドなどを使ってディスクの状況を確認する.

    3. 参考文献


    最終更新日: 2006/02/25 大石尊久 Copyright © 2002 epcore