To configure .mew.el

mew ver.2.2の動作は,~/.mew.elファイル編集することで制御される. 以下では~/.mew.elの書き方について説明する.

0. 準備

mew のインストール
smtp サーバを決める(EP サーバーの場合は mail.ep.sci.hokudai.ac.jp )
apop のパスワードを設定しておく
(詳しい手引は apop.imget認証用パスワードの設定を参照.)

1. 作業

1. ~/.mew.el を作成.

$ emacs ~/.mew.el

自分のメール環境に応じて以下の各項目の設定を.mew.elに追加してください. 尚,「;」はコメントを意味します.

ローカルホストに届いたメールを読む場合

(setq mew-mailbox-type 'mbox) ;Maildirを使う場合でも同じ
(setq mew-mbox-command "incm")

;;Mailboxと Maildirのどちらからメールを読みだすか
(setq mew-mbox-command-arg "-d /home/username/Mailbox or Maildir")
他のメールサーバに接続してメールを読む場合
(setq mew-name "xxxxxx") ;; ユーザーの名前
(setq mew-user "username") ;;ログイン名
(setq mew-mail-domain "ep.sci.hokudai.ac.jp")

(setq mew-smtp-server "SMTP server name") ;;SMTPサーバの指定

;;POPサーバの指定
(setq mew-pop-user "username") ;; (user-login-name)
(setq mew-pop-server "POP server name")
(setq mew-pop-delete nil) ;メールをサーバに残す
From: 行の設定
mewのバージョンが上がり,メールヘッダにFrom:行を付け加えてくれるようになった.この行はデフォルトではアカウント名@自ホスト名 (EP サーバではxxx@grey.ep.sci.hokudai.ac.jp) となる.これではメーリングリストに投稿出来なくなる場合がある.
From: 行を正しいアドレス(?)(EP サーバではxxx@ep.sci.hokudai.ac.jp)に表示させるため以下の項目を追加する.
(setq mew-config-alist
'( ("default" ;; case
("mail-domain" . "ep.sci.hokudai.ac.jp")
) ) )

2. メールを分散させないためには

通常, APOPでメールを受信する場合, メールそのものをとってくるのでメールサーバーにはメールが残らない. つまりどこかのクライアントマシンでメールを受信してしまうとそのマシンでしかそのメールは読めないことになり, 不便である. そんなときは

        ・クライアント→メールを ./Maildir/ から読む. 
        ・サーバ→メールを ./Mailbox から読む.

というように設定しておくとよい.

<仕組み>
メールが配送される段階で, ./Maildir/ と ./Mailbox の両方に配送されるので, クライアントでメールを見たときにメールを持っていってしまったとしても, ./Mailbox にはメールが残っているためサーバのほうで全てのメールを受信することができる.

<方法>
1．ssh を使って mail.ep.sci.hokudai.ac.jp にログインする.

2．~/.qmail を

./Mailbox
./Maildir/

のように書き直す. (他にも転送したいアドレスがあれば書き足しておく. )

3．mail サーバ内にもクライアントと同様に .mew.elを作る.
ただし, 以下の部分だけクライアントの場合とは設定をちょっと変えるので注意.

(setq mew-mbox-command-arg "-d /home/username/Mailbox)

<意味>
ここで設定したことは local(mailサーバ)の {HOME(/home/user)} の中の Mailbox からとってきてね,ということ. つまりmewは Mail boxに配送されたメールを読む.POPではデフォルトでMaildirからメールを読む.

参考文献

http://www.mew.org/

mew ver.2.2 の設定方法

0. 準備

1. 作業

2. メールを分散させないためには

参考文献