Mozilla Thunderbird(11.0) の設定方法 (APOP・IMAP)


注意事項

以下はメールソフトThunderbirdでメールを見るために必要な設定である。
なお、Thunderbird は現在高速リリースサイクルへ移行されて、最新版のリリースが原則 6 週間と早く更新されてしまう。
そのため、この記事で書かれていることが常に最新のものと同じとは限らないことを注意されたい。 執筆時のバージョンは 11.0 である。
  1. 初めて Thunderbird を使用する
  2. アカウントの作成
  3. アカウントの設定
  4. apop固有の設定
  5. imap固有の設定
  6. 学外からメールを送信する

初めて Thunderbird を使用する

ここでは Thunderbird の入手から説明していく。

    1. Thunderbird の入手

      Thunderbirdのページの無料ダウンロードを押すとインストール ページに飛ぶので指示に従いインストールする。

    2. Thunderbird のインストール

      入手したSetup.exe をダブルクリックして「実行」を押す。 すると以下のような画面が出るので「次へ」をクリック。

      セットアップの種類が出るので「標準インストール」を選択して「次へ」をクリック。

      インストール先を聞かれるがデフォルトのまま「インストール」をクリック。

      セットアップが完了するので「今すぐ Mozilla Thunderbird を起動」をチェックして「完了」をクリック。

      これでインストールが完了して、Thunderbird が起動される。

    初めて Thunderbird を起動した場合、メールアカウントの設定が表示される。
    メールアカウントの設定画面が表示されているならアカウントの設定へ進み、もしされていなかったらアカウントの作成へ進んでほしい。


アカウントの作成

ここでは常時のメールアカウントの作成方法を記す。

    Mozilla Thunderbirdの画面で、「ツール]を選択して「アカウント設定」をクリック。


    左下の「アカウント操作」をクリックして「メールアカウントを追加」をクリック。


    メールアカウント設定の画面が出る。

アカウントの設定

ここではapop,imap 両方に共通した設定を記す。

    メールアカウント設定の画面で「あなたのお名前」,「メールアドレス」,「パスワード」を埋めて「次へ」を押す。
    それぞれの設定は以下のようにする。

  1. あなたのお名前: メールを送ったときに相手に表示される名前(例ではわかりやすく自分の名前をフルネームで入れている)
  2. メールアドレス: サーバアカウント名@ep.sci.hokudai.ac.jp(例ではメールサーバで hoge というアカウント名の場合)
  3. パスワード: 読み書きするためのメールサーバでの準備で設定したapop・imapの認証用パスワード

  4. 自動で使えるアカウントなのか調べてくれるがおそらく見つからない(見つかっても設定し直す)。よって, 自分で設定をしていく。
    この先の設定は apop の場合と imap の場合で違う設定になる。

      Thunderbird では apop と imap どちらにも対応している。
      それぞれの違いはほとんどないがあえて説明を付けるならば、 apop はメールを手元の PC に持ってくるもの、imap は手元に持ってくるのではなくサーバに自分が見に行くものとなる。
      詳しくはメール配送システムを参照されたい。


    以下それぞれの場合の設定の仕方を見ていく。

apop の設定

    メールアカウント設定で「受信サーバ」,「サーバのホスト名」,「ユーザ名」「ポート番号」,「SSL」,「認証方式」を以下のように設定して, 「アカウント作成」を押す。図では imap と設定が違うところに矢印を書いた。

  1. 受信サーバ: POP3
  2. サーバのホスト名(受信サーバ,送信サーバともに): mail.ep.sci.hokudai.ac.jp
  3. ユーザ名: メールサーバのアカウント名
  4. 受信サーバのポート番号: 995
  5. 送信サーバのポート番号: 25
  6. 受信サーバの接続の保護: SSL/TLS
  7. 送信サーバの接続の保護: 認証の保護なし
  8. 受信サーバの認証方式: 暗号化されたパスワード認証
  9. 送信サーバの認証方式: 認証なし

  10. 「セキュリティ例外の追加」という警告が出るが「セキュリティ例外を承認」をクリック。

    これでローカルフォルダの受信トレイを開くとメールがサーバからダウンロードされるはずである。
    ssl の設定がうまくいけば以下のようにメールのアイコンに鍵がつくようになる.


imapの設定

    メールアカウント設定で「受信サーバ」,「サーバのホスト名」,「ユーザ名」「ポート番号」,「SSL」,「認証方式」を以下のように設定して, 「アカウント作成」を押す。

  1. 受信サーバ: IMAP
  2. サーバのホスト名(受信サーバ,送信サーバともに): mail.ep.sci.hokudai.ac.jp
  3. ユーザ名: メールサーバのアカウント名
  4. 受信サーバのポート番号: 993
  5. 送信サーバのポート番号: 25
  6. 受信サーバの接続の保護: SSL/TLS
  7. 送信サーバの接続の保護: 認証の保護なし
  8. 受信サーバの認証方式: 暗号化されたパスワード認証
  9. 送信サーバの認証方式: 認証なし

  10. 「セキュリティ例外の追加」という警告が出るが「セキュリティ例外を承認」をクリック。

    これでローカルフォルダの受信トレイを開くとメールがサーバからダウンロードされるはずである。
    ssl の設定がうまくいけば以下のようにメールのアイコンに鍵がつくようになる.


IMAP フォルダとニュースグループの購読の画面が出るのでフォルダ一覧をスクロールしていき,「Mailbox」にチェックを入れて「OK」をクリック。


これでMailboxにアクセスし、サーバ上のメールを見ることができるようになる。


学外からメールを送信する方法(Windowsの場合)

メールは 8 号館内からしか送信できなく設定してある。そのため学外から送信するためには Port Forward 等を使ってトンネルをする必要がある。
ここでは PortForwarder を用いてトンネルする方法を記す。

    1. PortForwader の入手

      ここのダウンロード をクリックする。


      バイナリのPortForwader-2.9.0.zipをクリックして、自分の好きなところに保存する(今回はデスクトップに保存した)。


    2. zip の解凍

      得た zip ファイルを右クリックして「すべて展開」を選択する。


      出てきた窓の「次へ」をクリックする。


      展開先の選択になるので「参照」押して自分の分かりやすい展開先を選択する。デフォルトでは zip ファイルを保存した場所になっている。選択したら「次へ」を押す。


      展開の完了の画面で「展開されたファイルを表示」にチェックが入っていることを確認して「完了」を押す。


      これで zip の解答が終了した。手順通りに行ったら展開した先のフォルダが開いているはずである。

    3. PortForwarder の設定

    PortForwarder の設定ファイルは自分で好きに作れる。展開したフォルダの中には設定ファイルのサンプルとして config_sample.txt というファイルがある。
    ここでは、このファイルの形式で自分用の設定ファイルを作る。

      フォルダの何もないところで右クリックを押す。すると、メニューが表示されるので「新規作成」を選択し、更に「テキストドキュメント」をクリックする。
      新しいテキストドキュメント.txtができるので好きな名前で保存する(今回は config.txt とした)。


      新しく作ったテキスト(今回は config.txt )をダブルクリックして起動するとメモ帳が開く。そこに図の四角内のように書き、保存する。
      図 の hoge は自分のメールサーバでのアカウント名にする。


      上の図のように(User のみ変更する)設定ファイルを書くとうまくいく。もし、設定ファイルの意味が知りたい人は付録1: 設定ファイルの意味を見ていただきたい。

    4. PortForwarder 使い方

    実際に PortForwarder を使ってみる。

      PortForwarder.exe をダブルクリックする。


      セキュリティの警告が出る場合がある。しかし、その時も気にせず「実行」を選択する。


      PortForwader の窓が開くので右中央にある「..」をクリックする。


      Open: Config File という窓が開くので『3. PortForwarder の設定』で作った設定ファイル(今回は config.txt )を選択し、「開く」をクリックする。


      最上段の右の「▼」を押して, 設定ファイルの名前(今回は mail.ep.sci.hokudai.ac.jp)を選択する。


      「Connect」をクリックする。


      初めてつなぐ人は 133.50.160.50 に繋いでもよいかという確認の窓が出る(二度目以降は出ない)。これは「はい」をクリックする。


      初めてつなぐ人はさらに Warning がでる。しかし、気にしなくても大丈夫である。「OK」を押して次に進む。


      パスワードを聞かれるのでメールサーバのログインパスワードを入れる( 読み書きするためのメールサーバでの準備で設定したメール受信のためのパスワードではない)。入れたら「OK」を押す。


      次の図のようになったら成功である。


    5. Thunderbird の設定

    PortForwarder が使えるようになったのでもうトンネルは行える。よって、実際にメールの送受信を行ってみる。

      まずは新しいポート番号(設定ファイルで設定したポート番号)に繋ぐ Thunderbird のアカウントを生成する。途中まではアカウントの作成アカウントの設定の apop, imap 共通の設定と同じなのでそちらを見てもらいたい。変わるのは apop, imap の個別の設定をするところからである。

      apop の設定(PortForwader 使用版)

      apop の場合に倣って箇条書きで設定を書く。

    1. 受信サーバ: POP3
    2. サーバのホスト名(受信サーバ, 送信サーバともに): localhost
    3. ユーザ名: メールサーバのアカウント名
    4. 受信サーバのポート番号: 10110(config.txt のLocalForward で設定したポート番号)
    5. 送信サーバのポート番号: 10025(config.txt のLocalForward で設定したポート番号)
    6. SSL(受信サーバ, 送信サーバともに): 接続の保護なし
    7. 受信サーバの認証方式: 暗号化されたパスワード認証
    8. 送信サーバの認証方式: 認証なし

    9. 後はapop の設定と一緒である。しかし、PortForwarder を起動していないと失敗するので注意が必要である。

      imap の設定(PortForwarder 使用版)

      apop の設定(PortForwarder 使用版)と同様に imap の設定をしていく。

    10. 受信サーバ: IMAP
    11. サーバのホスト名(受信サーバ, 送信サーバともに): localhost
    12. ユーザ名: メールサーバのアカウント名
    13. 受信サーバのポート番号: 10143(config.txt のLocalForward で設定したポート番号)
    14. 送信サーバのポート番号: 10025(config.txt のLocalForward で設定したポート番号)
    15. SSL(受信サーバ, 送信サーバともに): 接続の保護なし
    16. 受信サーバの認証方式: 暗号化されたパスワード認証
    17. 送信サーバの認証方式: 認証なし

    18. 後はimap の設定と同様であるので省略する。

    PortForwarder を使用する場合は PortForwarder を起動していないとメールの送信どころか受信もできなくなるので注意されたい。

PortForwarder 付録

    付録1: 設定ファイルの意味

    PortForwarder の設定ファイルでそれぞれの行の意味を簡単だが、以下で説明する。

    1. Host: これはPortForwarder が認識するための設定ファイルの名前のようなものなので好きにつけられる。
    2. HostName: これは接続先のサーバの ip アドレスを書く。
    3. User: ここには接続先のアカウント名を書く。
    4. LocalForward: LocalForward [自分のポート番号(1025より上なら何でも良い)] <繋げたい先の ip アドレス>:{繋げたい先のポート番号} のように書いて、
                 メールサーバのポート番号と自分の PC のポート番号を対応付ける。

    具体的に今回の例を使って説明すると

    1. Host: 今回は分かりやすくつなげたい場所(mail.ep.sci.hokudai.ac.jp)を書いた。
    2. HostName: メールサーバのグローバルip は 133.50.160.50 なのでそれを書いた。
    3. User: 今回はメールサーバのユーザのアカウント名が hoge とした。
    4. LocalForward: メールサーバの繋げたいポートは以下である。
            • smtp(送信用のプロトコル) 25 番
            • pop(受信用のプロトコルの一つ) の 110 番
            • imap(受信用のプロトコルの一つ) の 143 番
                 自分のポート番号はわかりやすくメールサーバのポート番号に10000を足した番号にした。
                 つまり、smtp を例にとると、メールサーバ(133.50.160.50)の25番ポート(smtp)を自分の PC の 10025 番ポートに繋げるという意味。

    付録2 : 自動で設定ファイルの認識

    毎回 PortForwarder を起動するたびに設定ファイルを選ぶのは億劫だと言う人のために PortForwarder を起動すると自動で設定ファイルを認識してくれるようにする方法を説明する。

      まず、PortForwarder.exe を右クリックして、「ショートカットの作成」をクリックする。


      次にできたショートカットを右クリックして、「プロパティ」を押す。


      最後にショートカットのプロパティの「ショートカット」の「リンク先」に
      [ショートカット先] (半角空白){設定ファイルのホスト名}
      のように書く。図の例の場合は
      "C:\Documents and Settings\XPMUser\デスクトップ\PortForwarder-2.9.0\PortForwarder.exe" mail.ep.sci.hokudai.ac.jp
      となる。


      このショートカットを起動すると自動で mail.ep.sci.hokudai.ac.jp というホスト名の設定ファイルを読み込んでくれる。


    最終更新日: 2012/10/12(三上 峻) Copyright © 2000-2012 EPnetFaN