SPAM の対処方法


メールマガジンを購読した場合や WWW にメールアドレスを公開する場合SPAM (不特定多数に当てられる自分にはまったく関係のないゴミメール) が届くこ とがあります. これから煩わしい SPAM に対してどのように対処するか解説し ます. 完全になくなるとまではいきませんがかなりの SPAM を処理することが できると思います.


其ノ壱: メールアドレスを使い分ける

EP メールサーバではメールの配送には qmail を使っています. なので各ユー ザは自分の .qmail(dot-qmail)を設定することで半無限的にアドレスを作るこ とができます(→ 便利な拡張アドレス). WWW で公開させるメールアドレスは普段使ってい るアドレスとは別のアドレスを作ればよいわけです. もしWWW に公開している アドレスから SPAM が送られてくるようになり煩わしいと思ったら WWW 公開 アドレスを無くしてしまえば良いわけです. 例えば, 新しく作ったアドレスを foo-req@ep.sci.hokudai.ac.jp(foo は各アカウント名)とします. それに対応する .qmail は .qmail-reqというファイルです. このファイルの作成ルールは.qmail の使い方(.qmail の編集作法)に依ります. .qmail-req
&hoge@ep.sci.hokudai.ac.jp
のように記述しましょう. そうすることで普段使っているアドレスに届きます. SPAM が届くようになったら.qmail-reqを消すだけで届かなくなり ます.

其ノ弐: iftocc を使う

iftocc コマンドは To や Cc 行に自分のアドレスが無い 場合についての処理を行ないます. 大抵の SPAM は宛先アドレスが To にも Cc 行にも書かれていない場合が多い のです. このやり方については SPAM メール対策 を見て下さい.

其ノ参: if_sndr_from.pl を使う

if_sndr_from.pl とは, Kyoma TAKAHASHIさんによる ifsndr.pl を改良 (改悪?) したもので, メール送信者のアドレス, またはそのアドレスのドメインを調べ, 引数で与えられたアドレス (またはドメイン) に等しいか判断する Perl スクリプトです. (使用は全くもって自由ですが, 当然無保証です.)

このプログラムを .qmail 内で用いることにより, 意図したアドレスからのみのメールを受け付けたり, また逆にあるアドレスから来たメールを拒否したりできます.

詳しい仕様, 使い方に関しては if_sndr_from.pl の中に記述してあるので, そちらを参照下さい.


其ノ四: procmail を使う

procmail を利用することで, メールの内容から条件判定して SPAM として 落とすことが可能です. 詳しくは 座学編 2004 第 8 回(07/16) 『procmail de SPAM 撃墜!』 を参照してください. (かなり詳細に書いてあるので非常に役立ちます)

具体的な設定方法は procmail を設定する際の作業 を参照してください。

<参考文献>


最終更新日: 2006/03/22(樋山 克明) Copyright (C) 2006 EPnetFaN