Last modified: Tue Dec 5 19:20:42 JST 2000

講演の電子化 #2 〜電子化の流れ〜

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2. 電子化の流れ

2.1 プロジェクト開始までの道のり

招待講演は OHP (一部プロジェクター)を利用して発表されました. 当初 OHP 資料はコピー,講演内容は担当者(の手)による記録をするという 原始的記録化作業の話もありましたが,

という問題点があげられたため,とりやめになりました.それでも何か残したい ということで

という案が挙がりました.これにより電子化プロジェクトは開始されました.

2.2 電子化の流れ

実際に電子化を行う際,いくつかの作業が必要になります.その概略を以下に 紹介します.

2.2.1 MD による録音

音声の録音には MD を利用しました.録音媒体としてはカセットテープでも よいのかもしれませんが,その場合,最大 120分程度(しかも 60分で中断 時間あり)の録音しかできません.これに対して MD はロングモードで録音 すれば 最大約 220分録音することができます.従って今回は MD を採用しました.

講演はマイクを使って行われたため,アンプのラインアウトにつなぐことにより 音声を直接録音しました.残念ながら,発表者のマイクと質問者のマイクが 異なっていたため,質問内容をひろうことが出来ませんでした.

2.2.2 MD 音源の電子化

MD で録音された講演内容を電子化します.方法については後程紹介します.

2.2.3 OHP 原稿のスキャン

講演終了後,OHP をお借りしてスキャナーにより画像ファイルに変換しました (また,Magic Point で発表された 人については dump オプションで一括変換を行いました). その際の注意する点などは後程紹介します.

2.2.4 音声データと講演資料(画像データ)との結合

音声とOHP 資料とを結び付ける作業が必要となります.その結果,より魅力の あるデータが出来上がります.また,出来るだけ多くの人が苦労しないで 見られることを考慮して,画像資料を HTML化し,各画像と音声を結び付ける という作業を行いました.これにより Web ブラウザがあれば手軽に資料を 見ることができるという環境にすることが出来ました.詳しくは後程紹介します.

2.2.5 CD-R の作成

出来上がった HTML 形式の講演資料を配布する媒体として, 大抵の PC ならば読むことが出来るという理由で CD-ROM を選択しました. 作成過程については後程紹介します.

2.3 利点

今回の電子化されたデータの利点を以下に挙げます.


kato@ep.sci.hokudai.ac.jp