ssh を用いて遠隔ログインしてみましょう. ssh は通信内容を 暗号化するので, パスワードを盗まれる危険性が減ります.
初めて遠隔ログインすると以下のようなメッセージが流れます.
ssh は通信を暗号化する際にリモートホストの「公開鍵(RSA key)」を用いています. そしてこのメッセージは「相手の公開鍵をもらっても良いか?」という 確認にあたります. ですから質問に対して "yes" を返して下さい.The authenticity of host 'nest (133.87.45.28)' can't be established. RSA key fingerprint is 06:8b:06:eb:2e:7d:62:36:e6:d3:5f:0c:23:0b:fb:a0. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
自分のアカウントのあるリモートホストにログインしてみましょう. ローカルホストとリモートホストでユーザ名が異なる場合は, 2 番目の例のようにします.
| local$ ssh *** | < *** にはリモートホスト名を記述 | 
| local$ ssh ...@*** | < *** にはリモートホスト名を記述, ... にはユーザ名を記述. | 
リモートホストからログアウトする場合は以下のように logout コマンドを実行します.
| remote$ logout | < リモートホストからログアウトします | 
X を飛ばしたい場合は -X オプションを付けます. ログインした後, xeyes を 飛ばしてみて下さい.
| local$ ssh -X *** | < *** にはリモートホスト名を記述 | 
| remote$ xeyes | < リモートホストで起動した xeyes がローカルホストに飛んできます. | 
リモートホストにログインした状態で, ファイルを作成します.
| remote$ echo "***" > login.txt | < *** には適当な文字列を入れて下さい. | 
scp はファイル転送のために使われるコマンドで, 通信内容を暗号化するという利点があります. 使い方は以下の通りです.
| local$ scp ユーザ名@リモートホスト名:ファイル転送元の絶対パス ファイル転送先のパス | 
先に作成した login.txt をリモートホストからローカルホストへ転送してみましょう. login.txt はリモートホストのホーム領域に存在するものとし, login.txt をローカルホストのカレントディレクトリ (現在自分のいるディレクトリ)に転送するものとします. その場合は以下のようになります.
| local$ scp ...@***:~/login.txt ./ | < *** にはリモートホスト名を記述, ... にはユーザ名を記述. | 
| local$ cat login.txt | < 転送されたファイルを見る | 
| 最終更新日: 2002/02/08(杉山耕一朗) | Copyright © 2001 inex |