この文書は 2008 年度前期の情報実験開講義にむけて, 3n+1, 3n+2 機材に Debian GNU/Linux 4.0 (etch) をインストールし, 受講生の実習環境を構築 するための手引である.
インストール CD の作成方法についてはこちらを参照のこと.
インストール CD を入れて起動,
Press F1 for help, or Enter to boot:
と表示されるので, Enter を入力.
「Japanese 日本語」 を選択
「日本 (106 キー)」を選択
インターフェースは「eth0: ADMtek 21x4x DEC-Tulip compatible 10/100 Ethernet」 (PCI バス上のネットワークインターフェース)を選択.
オンボードのインターフェースを指定すると, 次の DHCP での IP アドレスの 取得に失敗するので注意すること.
各項目を以下のように設定する. 終ったら, 「パーティションのセット アップの終了」をクリックする.
元の画面にもどったら, 「パーティショニングの終了とディスクへの書き込み」 を選択する.
インストールが終了すると, debian package の利用調査に参加するかどうか 聞かれる. ここでは「いいえ」チェックボックスにマークし, 続行
「デスクトップ」と「標準システム」を選択
「マスターブートレコードに GRUB をインストールしますか?」と聞かれるので はい」を選択.
インストールが終了したら, CD-ROM をドライブから取り出し, 再起動.
デフォルトの X の解像度の設定が, 1280x1024 になっているため, 情報実験機 のモニタでは, 正しく表示されない.
そこで, X の設定ファイル /etc/X11/xorg.conf を編集して, 設定を変更する. 具体的には,
Section "Screen" ... Subsection "Display" Depth 1 Modes "1280x1024" .... ^^^^^^^^^^^ ...
と全てのカラーデプスに対し "1280x1024" が設定されているので, これを削除する.
まずターミナルを起動する. ターミナルはプルダウンメニューの「アプリケーション」 ->「Debian」->「XShells」->「xterm」を選択し, 起動する.
その後
$ su passward: # vi /etc/X11/xorg.conf
を実行し, xorg.conf を変更する.
変更後, [Ctrl]+[Alt]+[BackSpace] で X を終了し, X のルートウィンドウサイズが モニタサイズと一致しているかどうか確認する.
デフォルトでは起動時に gdm も立ち上がるようになっている. この設定を変更 し, 起動時に gdm が立ち上がらないようにする.
実際に行う作業は以下である.
$ su (root になる) # passwd # cd /etc/rc2.d # mv S21gdm k21gdm
変更後, [Ctrl]+[Alt]+[BackSpace] で X を終了し, コンソール上で
$ startx
を実行して X が起動するか確認する.
デフォルトの日本語ロケールが UTF-8 になっているので, これを EUC に変更する. 具体的には
# dpkg-reconfigure locales
を実行し, "ja_JP.UTF-8 UTF-8" のチェックを外し, "ja_JP.EUC-JP EUC-JP" を チェックする. デフォルトのロケールは "ja_JP.EUC-JP EUC-JP" とする.
ロケールを設定したのち, OS を再起動 (reboot) する.
VTA アカウントに対し root の sudo 権限を与えるため /etc/sudoers を編集する.
# visudo
sudo の設定に関しては <URL:http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epwww/dvlop/sudo.html> などを参照されたし.
ブラウザを起動し, 日本語入力が可能かどうか確認する. ブラウザは, X を起 動後, プルダウンメニュー内の「インターネット」項目から選択し起動. デフォ ルトでは 2 種類用意されている
どちらのブラウザでも日本語は shift + space key を押すと入力できること を確認する. 情報実験機の場合, 「半角/全角」キーでも日本語入力切替えを 行うことができる.
kterm, mlterm, ash, imagemagick を追加する.
# apt-get update # apt-get install kterm mlterm ash imagemagick
この作業をする際には, TA の人々に声を掛けてください.
TA のアカウントを作成する.
# adduser (TA のアカウント名)
TA の人に sudo 権限を付与する.
# visudo
最終更新: 2008/05/02 (小高 正嗣), 作成日: 2008/02/29 (徳永 義哉) | EPnetFaN © 2008 |