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情報実験 (3n+1, 3n+2) OS セットアップの手引


  1. この文書について
  2. Debian GNU/Linux 4.0 (etch) インストール手順
  3. インストール後の作業
  4. パッケージの追加
  5. アカウントの作成
  6. 参考文献

この文書について

この文書は 2008 年度前期の情報実験開講義にむけて, 3n+1, 3n+2 機材に Debian GNU/Linux 4.0 (etch) をインストールし, 受講生の実習環境を構築 するための手引である.

インストール CD の作成方法についてはこちらを参照のこと.

Debian GNU/Linux 4.0 (etch) インストール手順

言語の選択

「Japanese 日本語」 を選択

キーボードの配置の選択

「日本 (106 キー)」を選択

ネットワークの設定

Debian アーカイブのミラーを選択

ディスクのパーティショニング

ユーザとパスワードのセットアップ

ベースシステムのインストール

インストールが終了すると, debian package の利用調査に参加するかどうか 聞かれる. ここでは「いいえ」チェックボックスにマークし, 続行

ソフトウェアの選択

「デスクトップ」と「標準システム」を選択

ハードディスクへの GRUB ブートローダのインストール

「マスターブートレコードに GRUB をインストールしますか?」と聞かれるので はい」を選択.

インストールが終了したら, CD-ROM をドライブから取り出し, 再起動.

インストール後の作業

X Window の解像度の設定

デフォルトの X の解像度の設定が, 1280x1024 になっているため, 情報実験機 のモニタでは, 正しく表示されない.

そこで, X の設定ファイル /etc/X11/xorg.conf を編集して, 設定を変更する. 具体的には,

Section "Screen"
  ...
  Subsection "Display"
    Depth     1
    Modes     "1280x1024" ....
              ^^^^^^^^^^^
  ...    

と全てのカラーデプスに対し "1280x1024" が設定されているので, これを削除する.

まずターミナルを起動する. ターミナルはプルダウンメニューの「アプリケーション」 ->「Debian」->「XShells」->「xterm」を選択し, 起動する.

その後

$ su 
passward:
# vi /etc/X11/xorg.conf

を実行し, xorg.conf を変更する.

変更後, [Ctrl]+[Alt]+[BackSpace] で X を終了し, X のルートウィンドウサイズが モニタサイズと一致しているかどうか確認する.

gdm の設定

デフォルトでは起動時に gdm も立ち上がるようになっている. この設定を変更 し, 起動時に gdm が立ち上がらないようにする.

実際に行う作業は以下である.

$ su (root になる)
# passwd
# cd /etc/rc2.d
# mv S21gdm k21gdm

変更後, [Ctrl]+[Alt]+[BackSpace] で X を終了し, コンソール上で

$ startx

を実行して X が起動するか確認する.

日本語ロケールの設定

デフォルトの日本語ロケールが UTF-8 になっているので, これを EUC に変更する. 具体的には

# dpkg-reconfigure locales

を実行し, "ja_JP.UTF-8 UTF-8" のチェックを外し, "ja_JP.EUC-JP EUC-JP" を チェックする. デフォルトのロケールは "ja_JP.EUC-JP EUC-JP" とする.

ロケールを設定したのち, OS を再起動 (reboot) する.

sudo の設定

VTA アカウントに対し root の sudo 権限を与えるため /etc/sudoers を編集する.

# visudo

sudo の設定に関しては <URL:http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epwww/dvlop/sudo.html> などを参照されたし.

ブラウザの動作確認

ブラウザを起動し, 日本語入力が可能かどうか確認する. ブラウザは, X を起 動後, プルダウンメニュー内の「インターネット」項目から選択し起動. デフォ ルトでは 2 種類用意されている

どちらのブラウザでも日本語は shift + space key を押すと入力できること を確認する. 情報実験機の場合, 「半角/全角」キーでも日本語入力切替えを 行うことができる.

パッケージの追加

kterm, mlterm, ash, imagemagick を追加する.

# apt-get update
# apt-get install kterm mlterm ash imagemagick

アカウントの作成

この作業をする際には, TA の人々に声を掛けてください.

TA のアカウントを作成する.

# adduser (TA のアカウント名)

TA の人に sudo 権限を付与する.

# visudo

参考文献


最終更新: 2008/05/02 (小高 正嗣), 作成日: 2008/02/29 (徳永 義哉) EPnetFaN © 2008