情報実習 = 情報実験 2013-05-10


本年度トップへスケジュール表	- 物理実習 - 情報実験第四回 2013 年 05 月 10 日	学生用資料裏方用資料

本日テーマ

最低限 UNIX(Linux) III - ネットワークの仕組み

事前準備内容

3N+1, 3N+2 機のネットワーク設定を DHCP 設定から手動設定に変更 (TA, VTA).
- アナウンスをinex-ml にする(荻原)
実技用のネットワークトラブル仕込み例をメール上で紹介
- 自分がはまった事例があれば報告すると良いかも.
suu パスワードクラックの結果公表
- パスワード忘れの人への追加レポート
- 対象者には VTA からこっそり伝える
- 追加レポートの詳細は inex2013-ml に流す

本日の予定

時間	内容	裏方覚書
12:50	スタッフ (教官, TA, 3n マシン管理者) 集合	■ T.A. の作業プロジェクタ, マイクの準備プロジェクタにはその日のページ名札装着 ■ V.T.A. の作業名札装着各テーブルのマシンの主電源が入っており、スクリーン電源は落ちているか確認後ろのテーブルではブラウザを上げて INEX の今日のページを開いておくハードウェアネットワークトラブル仕込み
13:00	学生集合名札を装着して着席
13:05	パスワードを忘れた方への連絡(荻原) 最低限 UNIX(Linux) III : ネットワークの仕組み (荻原) レクチャーノートネットワークとは何かネットワークの分類ネットワークの仕組み通信規約ネットワークパラメータ DNS	■ V.T.A 生徒を前のほうに行かせる ■ 講師(荻原) こっちから生徒に対する質問を入れつつ、あまり抽象的にならないように説明することを心がけるドメインの説明, IP の約束, IP アドレス, マックアドレス, ネットマスク, ブロードキャスト等々, ネットワークの設定をスムーズに行えるようになるくらいの知識を教える. ■ V.T.A 積極的に質問をして, 受講生も質問しやすい雰囲気を作る受講生の質問を拾ってあげる
14:15	休憩
14:30	実技 (荻原): つながらない！そんなとき -ネットワークトラブル対処法- ネットワーク・インターフェイス層のチェックインターネット層のチェックネットワーク・トラブルシューティング演習付録 : Windows でのネットワークトラブル対処法	■ V.T.A. 3n+1, 3n+2 にログインさせる. ネットワーク・トラブルシューティング実習一通りネットワークの状態チェックが出来るようになったら /etc/network/interfaces または /etc/resolv.conf の各パラメータをでたらめな値にして再起動し, 受講生にネットワークの再設定を行わせてください. 受講生のネットワークパラメータの確認ができたら，一時退室してもらう(5 分くらいで退出)
15:30	質問等の後, 学生解散各マシンのスクリーン電源を落とす. 名札を前のレターケースの中にしまう. 次回の服装に関する注意(小高). 静電気が発生しづらい衣服にすること!! 機材に引っかかりにくい服装にすること!! 髪が長い人は結ぶ，束ねる等をすること!!
15:45	スタッフ(教官, TA, 3n マシン管理者) 打合せ
16:30	EPNetFan
■ レポート課題 ■ ■ 今回はありません

反省事項

2013 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 13:03 講義開始, パスワードクラックの結果発表
  - 13:03 - 14:20 レクチャー
  - 14:20 - 14:35 休憩
  - 14:35 - 15:05 実習編
  - 15:05 - 15:20 小休憩, ネタ仕込み
  - 15:20 - 15:55 トラブルシューティング
  - 15:55 - 16:00 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
  - 16:00 - 16:20 トラブルシューティング残り
  - 16:35 - ミーティング
- 講義編
  - WAN を知らない人がほとんど
  - LAN の接続先はWAN である => ということは絵の地球もWAN である
  - データ送信の際にThunderbird のアイコンが邪魔
  - ポートという言葉がいきなり出てきた => アプリケーションの窓口
  - TCP とUDP の違いはデータの欠損チェックをするかしないか
  - 各層での作業はソフトウェアがほとんどやっているがネットワークインターフェイスはハードウェアがデータを電気信号に変えている
  - パケットの分割のサイズは規約で決められているのか？ => 具体的な大きさは決まっていないが，それぞれの通信においては最小限のデータの大きさが決まっている
  - UDP ではUDP ヘッダが付く
  - UDP は通信が速い <= データの欠損チェックをしないから
  - リアルタイムの通信(TV会議システム等)はUDP を使っている
  - データの再送の要求は足りない部分だけ要求する＠トランスポート層
  - マイクが足りないので購入する
  - 25 番ポートがSMTP として受け取る設定ではないときは受け取ってしまうが，アプリケーション層でデータの復元等はできない
  - トランスポート層でパケット欠損チェックをした際に送信側のトランスポート層に再送を要求する
  - bit は知っていたがoctet を知らない人が多い
  - IPv4 のアドレスの枯渇の話が抜けていた？
  - 論理積を知らない人も多い
  - ネットワークアドレスの後に/oo が入っているのは人間がどこまでがホスト部かということを認識するための表記
  - ゲートウェイとブロードキャストの説明が曖昧もうちょっとゆっくりしゃべってほしかった
  - ネットワークパラメータは自分で好きな値に設定できるのか => IP アドレスは管理者物理アドレスはハードウェア固有のものなので変更不可
  - DNS でIPアドレスとドメイン名は一緒の方がいい気がする
  - ep => 地球惑星科学
  - grey の話は必要？
  - ルートDNS はそれぞれcron のようなもので対応(Secondary サーバ等)
  - ノードとネットワークの概略図を付ける
  - 下線部と太線が多用されすぎ => 使い分けをちゃんとしましょう
  - 論理積のインデントがわかりずらい(P 41)
- 実習編
  - みんなしゃべりすぎてネタバレしていた
  - interfaces を書き換えてみたらどうなるかを知らないのでトラブルシューティングしにくい
  - joho05 のモニターが壊れた (グラボではない)
  - joho01, 02 ループを入れたハブの電源を抜いた断線したケーブルを付けた interfaces の末尾を0 にしてしまった(ネットワークアドレスは使えません)
  - joho04, 05 ループを作った実験機同士をつないだ interfaces を書き換えた
  - joho07, 08 ループハブの電源を落としたケーブル差し替え interfaces と resolv.conf を書き換えた(ac => co)
  - joho10, 11 物理的に対処した
  - joho13, 14 "." "," を使用した納田ケーブルNO.06 を使ったケーブルを半抜きにした
  - joho16, 17 interfaces に全角スペースを挿入
  - joho19, 20 ハブの元ケーブルを半抜け server => servar にした
  - joho22, 23 ネットワークカードを挿しまくった(eth0-eht5まで認識) network => netwalk にした

2012 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 13:02 講義開始, パスワードクラックの結果発表
  - 13:02 - 14:27 レクチャー
  - 14:27 - 14:40 休憩
  - 14:40 - 15:10 実習編
  - 15:10 - 15:25 小休憩, ネタ仕込み
  - 15:25 - 16:07 トラブルシューティング
  - 16:07 - 16:15 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
  - 16:15 - ミーティング
- レクチャーに関して
  - 1 パケットの大きさは同じ?→伝送路，道順で決まる?(推奨サイズは決められている)
  - FTP を22 番ポートに送ることができるか?→標準ではできない(受ける側が22 番でFTP を受ける設定にしなければ受け取れない)
  - P2P ファイルはポートをふさいでいるので使えない(スカイプ用のポートは開けている，東大はスカイプも使えない，JAXA はもっと厳しい?)
  - HTTP ポートにHTTP ファイルに見せかけたものを送れるか?→送ることができる(不必要なポートは閉める)
  - 使えるポートの数→1024 位までは使うポートは明確に決まっている(30000 ポート位までは大体決まっている)
  - bit byte は知っている人が多い．octet は数人．
  - byte の定義は計算機によって変わる→それぞれのデバイスの中のデータの基本単位?
  - 国によってはoctet が浸透している→フランスの人はKB ではなくKO(キロオクテット)
  - 日本が管理している分のIP アドレスが枯渇すると，新規で使えなくなる．
  - サブネットマスクが255.255.254.0 だった場合はホスト部のbit が一個増える
  - 255.255.254.0 だった場合，23 bit 分が同じであれば，同じネットワークに属する
  - 論理積はみんな知らない
  - MAC アドレスがあるのに，IP アドレスにホスト部があるのはなぜか?→MAC アドレスは計算機個々に割り振られたものでIP アドレスは番地までを示すもの．
  - IP アドレスは住所を示す．そこに住んでいる人の名前はMAC アドレス．MAC アドレスで探すより，住所(IP アドレス)から調べた方が簡単．
  - 最上位のルートネームサーバを設置することは矛盾している?→1 つで対応(新規，MAC 変更)
  - ルートネームサーバ 1 基が壊れても他のルートネームサーバから名前引きできる
  - 日本にもルートネームサーバが一基存在(名前 M 村井純さんのM?)
  - MAC アドレスとIP アドレスに関してもう少しうまい解説をする(来週解説)
  - 後述が多すぎて，結び付けがしづらい．
- 実習および実習資料に関して
  - joho04, joho05 joho06 で先にネタを仕込んでしまっていた(林)．
  - joho09 のハードディスクがいっぱいでstartx できない(中岡)→x session error が出た
  - 仕込んでいないのに，joho04 のネットワークが切断された→LAN ケーブルの指す位置が間違っていた
  - ループさせると，ロガー，3n+1, 3n+2 全部が使えなくなるのは厳しい→VTA がしつこく指摘することで今回は解決
  - joho19, joho20 のループが治らないと他のところが治ったかわからない
  - 16:00 で終わっていないグループがほとんど
  - debian のバージョンが変わって仕様が変わってしまった
    - 落としてしまうと，賢くなったせいでエラーが出てしまう
  - less を切る方法が知らない
  - LAN ケーブルを知らない人が電源ケーブルを抜く可能性→LAN ケーブルを明記(写真を載せる)
  - ケーブルに関するクイズを出す?
2011 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 講義開始, スケジュール変更の確認
  - 13:02 - 14:27 レクチャー
  - 14:27 - 14:40 休憩
  - 14:40 - 15:05 実習編
  - 15:05 - 15:15 小休憩, ネタ仕込み
  - 15:15 - 15:45 トラブルシューティング
  - 15:45 - 15:48 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
  - 16:15 - ミーティング
- レクチャーに関して
  - 最近は無線 LAN も普及してきており, ネットワークの経路はケーブルだけではない. ケーブルに対するものは空気?? 経路の代表的イメージはケーブル. でも実際はハブやルータ, 無線LAN なども含まれる.
  - 自宅に配送業者がいると仮定するのではなく, 荷物を送れるデパートだと仮定すると分かりやすい. 例の出し方を来年度はもう少し詰める.
  - 1 パケットの容量は? 携帯だと 128 byte. 最大で 1500 byte.
  - gateway は 1 つのネットワーク内に 2 つ以上ある場合もあるのか? はい. 更に上位のネットワークに接続する場合に必要.
  - DNS は自分が知らなければ 1 個上の階層の DNS に問い合わせるのではなく, ルートに問い合わせる. そこから下位の階層に順番に問い合わせる.
- 実習および実習資料に関して
  - [1.1.3]: /proc/interrupts では NIC の確認ができない. 来年度は ifconfig で代用する.
  - [1.2.2]: netstat -rn の実習資料の表示例がグローバル IP になっている.
  - ネタ仕込みで, 絶対に LAN ケーブルをループさせない！！ループさせても良いようなネットワーク環境を構築する.
  - ちゃんとパラメータを戻してもうまく繋がらない問題が発生. ネットワークパラメータを変えた時の挙動がよく分からない. 来年度の課題.
2010 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 講義開始
  - 13:01 - 13:56 レクチャー
  - 13:56 - 14:05 休憩
  - 14:05 - 15:47 実習編
  - 15:47 - 15:50 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
  - 16:05 - ミーティング
- レクチャーに関して
  - [補足] 決まり文句「インターネット始めよう」のインターネットは Internet の方に相当する.
  - 「インターネット≠ウェブページを見ること」であると一言触れておくと良いかもしれない (マイクロソフトに騙されちゃだめです, ということで).
  - [補足] ネットワーク部はどの LAN に所属するのかを表す.
  - 「ネットワークパラメータのうちのどれかを用語として聞いたことがあるか?」という質問に対して, 受講生の約 30 % は YES と回答した(意外と多い?).
  - [補足] DNS サーバのアドレスが分からなかったり, アクセスがうまくいかなかったりすると, 事実上ウェブや遠隔ログインなどのサービスは使えないということになる.
  - [補足] IPv6 のプロトコル自体は出来ているが, むしろ問題は IPv4 から IPv6 に移行するのかにある.
  - 一方的に話さずに質問したり, 意見を求めたりする
  - タイトル「...が...に情報を送信する場合」はより一般的なタイトル「同じ LAN の中のマシンに情報を送信する場合」などと書きかえた方が良い.
- 実習および実習資料に関して
  - cat /proc/ioports と打ったときにネットワークドライバ tulip は表示されない.
    - 「例えば」と書いてあるから, 資料としては問題無いと思われる.
  - /etc/network/interfaces において, allow-hotplug と auto (allow-auto) の明確な違いが良く分からない. 来年度担当の方, 調査お願いします.
  - ifdown, ifup コマンド(明示的にインターフェースを落としたり, 上げたりするコマンド)を使う機会はそれなりにあると思われるので, 実習資料のどこかに記述を加えた方が良いと思われる.
  - 一時的にDHCP サーバにアクセスできなくなった.
    - 受講生がトラブルシューティングに失敗した為であろう.
  - 教育的な悪戯
    - 断線ケーブル
      - 来年の事前準備で LAN ケーブルを作り, 副産物としてのケーブルを INEX で使う?
2009 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 講義開始
  - 13:00 - 13:07 レポート講評
  - 13:07 - 14:00 レクチャー
  - 14:00 - 14:10 休憩
  - 14:12 - 15:35? 実習編
  - 15:35? - 15:40 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
  - 15:50 - ミーティング
- レクチャーに関して
  - プロトコルの説明は難しい...
    - 今回は電話を使った寸劇を採用.
    - 「いろいろなレベルで」とりきめがあることまで言えるとなお良かった
  - IPv6 の話を挿入するのはとても良いが, 話の流れが切れているような気がする.
    (単にアドレスの桁が増えるだけでなく仕組みも変わるので, IPv4 での通信の流れを一通り説明した後で話をするのが良いのでは?)
  - [参考] 携帯メールのアドレスに記述されているのは携帯電話の IP アドレスでなく...
- 実習および実習資料に関して
  - 事前準備の指示が足りない.
    - ネットワークの設定: DHCP 利用から手動設定への変更方法
    - ネットワークトラブルの具体的な例?
      - 設定によっては他の人に迷惑をかけるので仕込み方に注意.
        例: 192.168.16.1 を名乗る, 他のマシンのアドレスをつける, 等はだめ.
        (ただし, 後者に関しては相手マシンの管理者の合意が得られていればアリ, VTA 同士で交渉してね)
      - アドレス空間やネットワークの階層が意識できるような設定だと良い.
        例: 192.168.16.* には ping が通るが INEX のページは見えない, 等.
      - 実例: LAN ケーブルの先を関係ないところにさしてみた
  - 実技編資料 1.4 の表中の DNS サーバの項目.
    値としては IP アドレスを書いておいて, その説明としてドメイン名表記を書く方が良いかも.
  - traceroute の -I オプションに管理者権限が必要になったらしい.
    以降の設定修正と同様に VTA の権限を借用して作業. (借用中の作業はその VTA の見ているところで.)
2008 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 講義開始
  - 13:00 - 13:10 レポート講評
  - 13:10 - 14:21 レクチャー
  - 14:21 - 14:30 休憩
  - 14:30 - 15:58 実習編
  - 15:58 - 16:00 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
- レクチャーに関して
  - 途中休憩を挟んでもいいので, レクチャーでは丁寧に説明するよう心がけたい.
  - 受講生に質問したり, 発言を促すようにするのは大変良いことと思われるので, 次年度以降も出来ればそうしたいところ.
  - 全体のネットワークに通じていない閉じたネットワークであっても LAN, WAN と呼ぶ.
  - もともと TCP/IP の TCP, IP はそれぞれ TCP/IP の 4 層構造のうちの 1 つに対応するものである.
  - TCP/IP の階層構造に関して, 全体像の話を先にしておいてから各層を説明するようにした方が良いだろう.
  - 「アプリケーション」のように以前出てきた用語でも話の中で簡単に説明・復習した方が良いかもしれない.
  - TCP/IP を階層に分ける理由 : (1) 仕事を分担して負担を少なくする, (2) 新たなアプリケーションを開発しようとする場合に, すぐ下のトランスポート層とのやりとりのみを考えれば良いので, アプリケーション開発を行う上で有利.
  - IP アドレスの枯渇を解消するべく提案された IPv6 であるが, まだ実験段階にあるらしい.
  - IP アドレスは変更可能(PC を使う場所が変わるとアドレスも変わりうる)であるが, MAC アドレスは機種固有のものであり変更できない.
  - ゲートウェイはネットワーク同士の仲介者なので, 2 つのネットワークのネットワークアドレスを持っていることになる.
  - MAC アドレスが分かると何故通信できるのか? : IP アドレスが一致する人いますかと周囲に発信し, MAC アドレスを貰うことにより, 通信相手の位置が特定される!!
  - ドメイン名について, ホスト部は自由に決められると言うが, 実際には 63 文字以下でなければならないらしい. ドメイン名全体では 255 文字以下でなければならないらしい.
- 実習および実習資料に関して
  - (備忘録として)帰るときにはログアウトしてモニタの電源を切るように指導しましょう.
  - 現在情報実験機にはオンボードのネットワークカードと外付ネットワーク拡張カードの 2 枚が存在している. 2 枚付いていることにより, いろいろとトラブルが発生しているので, 来年以降は情報実験機のネットワーク拡張カードを外した方がよいかもしれない. トラブルシューティングの難易度が易しければ教育的課題としては良いかもしれないが, 解決困難なトラブルがいろいろ発生したので , やはり外付のネットワークカードを取り外すことにしよう.
2007 年度
- タイムスケジュール
  - 14:45 講義開始
  - 14:49 - 16:00 レクチャー
  - 16:00 - 16:10 休憩
  - 16:11 - 17:34 実習編
  - 17:34 - 17:38 実習編解説, 本日の一冊紹介, 来週の服装注意
- レクチャーに関して
  - TCP と IP の役割について, 説明を加えたほうが良い?
  - ネットワークに関して, 物理的にはケーブルでつながっているものというのは厳密な説明ではない(例外 : 無線 LAN). したがって, 電気信号をやりとりするようにつないだものと説明するのがより厳密だろう.
  - LAN, WAN を細かく説明するというよりは, むしろ階層構造になっていることを強調したほうがよい.
  - 規約(約束事)の例として電話のやりとりよりも良い例はあるだろうか?
  - 階層はあくまでも概念であって, 物理的に層状構造となっているわけではない. そういう説明を口頭でするか, あるいは明文化しておいた方がよい.
  - MIME, SMTP, HTTP などが何の略なのか, 陽に書いておいた方が良いかもしれない.
  - 「インターフェイス」を「インターフェース」に修正.
  - トランスポート層の説明に関して, 「データを管理する層」 -> 「データの送受信を管理する層」と修正すべき.
  - アプリケーション層の説明で, 「通信の準備(通信路の確保)」という項目が分かりにくい. 「通信の待ち受け」とした方が良い.
  - パケットに分割する他の利点 : いくつかに分けると, データの一部が死んだときに対処しやすい.
  - パケットの説明のところの図に MAC ヘッダが付加されている様子が描かれていなかった.
  - ポート番号の説明をする前にポートの説明をした方が良い.
    - ポートは窓口のようなもの.
  - ポートへの通信の図はちょっと分かりにくい.
    - データの入り方は 2 次元的ではなく, 1 次元的であるはず.
    - 右に書いてあるパソコンの位置が悪い. ポート側に筐体の絵を持ってくるべき.
  - インターネット層の絵も若干分かりにくい. データの送り先の計算機を判断している絵か? カットしてよいだろう.
  - 一貫して電話番号の例で説明すると分かりやすいかもしれない.
  - 階層分けするメリット
    - 送信の物理的な柔軟性が高まる.
    - 層と層とのやりとりを決まったルールの下で行う限りは, その層内では何をやっても良い (いろいろ気にせずに各層の開発をする事が出来る).
  - ネットワークパラメータとはネットワークでつなぐために知っておくべき数字列・文字列 (ネットワーク接続している裏側で, 計算機はその他のパラメータをいろいろ付加しているらしい).
  - サブネットマスク = ネットワーク部の桁数を指定するパラメータ.
  - ブロードキャストアドレス = 相手の計算機(MAC アドレス) を知るためのアドレス
  - MAC アドレスはメーカーが出荷時に勝手につけているものなので, 使い捨て可能であるらしい.
  - MAC アドレスは機器に固有のアドレスなので, 原理的にはこれだけで情報通信できる. しかし, ネットワーク自体は枝分かれもしているし, 非常に複雑に入り組んでいる. MAC アドレスだけでは送信したい計算機に呼びかけたとき, 応答に非常に時間がかかる恐れがある(経路制御が大変). 複数のアドレスが存在する意義はそこにある (summary スライドを一枚追加すべし).
    - ハードウェア(MAC アドレス)を交換しても気にせずに通信可能
  - ドメイン名には http://www.ep.*** のうちの www の部分も含まれるのでは?
  - 分量が多く時間が長くなるが, 難解にして基礎的な話なのでやむを得ぬだろう. 次回から途中で休憩を入れると良いのかもしれない (たとえば情報の基本単位の直前あたり).
- 実習資料に関して
  - ネットワークカードの接続確認[1.1.1.1]のところで, 確認するのに lspci とコマンドを打つだけで良くなった.
2006 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 13:15 レポート課題講評
  - 13:15 - 14:05 レクチャー
  - 14:05 - 14:15 休憩
  - 14:15 - 15:30 実習編
  - 15:30 - 15:35 来週の服装注意, closing
- レクチャーに関して
  - 話す分量が多いので時間がかかるのは仕方なし.
  - TCP/IP の説明は上位層からでもよい.
  - ネットワークアドレス部とホストアドレス部を決めているのはネットマスクであると言うことを説明する.
  - 送信元と送信先の IP アドレスとネットマスクとの論理積をとることで送信先のホストが同じネットワークにいるかどうかを確認する, ということを通信の例 (p36 以降 ) に加えられるとよい.
  - 個々の概念がちょっと難しいので, たとえをうまく使おう.
    ex) DNS : 電話帳, サブネットマスク : 市外局番
- 実習資料に関して
  - 内容量はよかった. (どうしても差がつくので, アドバンストコースがあっても良いかも).
  - 今年も実習のトラブルのパターンを事前に用意しておいたのが良かった. ([inex-ml 1246] 参照).
2005 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 13:10 レポート課題講評
  - 13:10 - 13:50 レクチャー
  - 13:50 - 14:00 休憩
  - 14:00 - 15:20 実習編
  - 15:20 - 15:30 来週の服装注意, closing
- レクチャーに関して
  - ブロードキャストアドレスの説明が欠けていた.
  - MAC アドレス ⇔ IP アドレスの取得方法のメカニズムに関する説明が無かった
    1. IP アドレスで通信する前に, 同じネットワーク内のマシン全てにブロードキャスト行い, 対象する IP アドレスを持つマシンから, MAC アドレスを返してもらう.
    2. その MAC アドレスをもらってから, 初めて実際の通信が可能になる.
  - 分量との兼ね合いが難しいか…?
  - 個々の概念がちょっと難しいので, たとえをうまく使おう.
    ex) DNS : 電話帳, サブネットマスク : 市外局番
- 実習資料に関して
  - 内容量はよかった. (どうしても差がつくので, アドバンストコースがあっても良いかも).
  - 今年は実習のトラブルのパターンを事前に用意しておいたのが良かった. ([inex-ml 1114] 参照).
  - いくつか, 説明不足な用語があった. 例: ネットワークドライバ, ブロードキャストアドレス, インターフェース (ネットワークインターフェース)
  - オプションの "-I" (大文字アイ) と "-l" (小文字エル) が非常に区別しづらかったので, それに関する注記を書いておくべき. (実験機でブラウザを起動して実際にチェックしてみる).
2004 年度
- 資料の色使いに注意しましょう. コントラストには特に注意すること.
- 実習の分量は丁度良い.
- 実習の作業とレイヤーとしてのTCP/IPの解説との対応づけが甘く, 作業をしている学生が自分を見失っていた. - > 解説を充実させよう.
- 実習内容の追加
  - 3n+1, 3n+2 の実験機において, 故意にトラブル (ネットワーク線を抜いておく, パラ:メタを変えておく, etc.) を追加しておき, 実習において復旧作業をさせる.
- 用語が難解なのでもう少しわかりやすく解説する.
- lecture 時, 画面に書いていないことをあまり話さない.
- 話の間をうまく取る.
- 略語もきちんと解説する(何の略かなど).
- 論理積の解説をもっと詳しく＆わかりやすく.
- 実習の作業内容はちょうど良い.
- 実習時のトラブルのパターンを事前に用意しておく.
  ex)ハブの電源を切る, 断線したケーブルに差し替える, NIC をダウンさせる.
  ドライバモジュールを抜く, DNS サーバの設定を変更する, ブラウザの設定を見れなくする.

参考資料

■ 書籍

■ 本日の一冊 ■

竹下隆史他,
「マスタリングTCP/IP 入門編第4版」
オーム社, ISBN: 978-4274066771

「Networking Linux」, やまだあきら, はねひでや共著, アスキー出版社, ISBN: 4-7561-1291-9
「インターネット」 , 村井純著, 岩波書店, ISBN: 4-0043-0416-4
「インターネット 2」, 村井純著, 岩波書店, ISBN: 4-0043-0571-3
「Windows XP インターネット+ネットワーク上級マニュアル」, 橋本和則著, 技術評論社, ISBN: 4-7741-1660-2
■ Web サイト

最低限ネットワークのトラブルシューティング(epnetfan 座学編)
ネットワークの基礎知識 (1)(地球環境)
ネットワークの基礎知識 (2)(地球環境)
■ 北大事情, 地球惑星科学専攻事情あれこれ

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地球惑星科学専攻技術支援グループ(epcore)ホームページ
地球環境科学研究科計算機友の会
mosir 地球惑星科学版の SOI プロジェクト
■ その他

SETI (the Search for Extra Terrestrial Interigence ) インターネットを大規模に使った活動例.
東京大学数理科学研究科計算数学のページ
地球流体電脳倶楽部

■ 本日の一冊 ■
	竹下隆史他, 「マスタリングTCP/IP 入門編第4版」オーム社, ISBN: 978-4274066771

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2013.05.10 荻原弘尭改訂