情報実習 = 情報実験 2012-06-01


本年度トップへスケジュール表	- 情報実習 - 情報実験第六回 2012 年 6 月 1 日	学生用資料裏方用資料

本日テーマ

PC の組み立てを通して, コンピュータのハードウェア構造を理解する.

事前準備内容

組み立て前の「諸注意」でねじに触れる (小高)
joho01, 10, 16, 17 は CPU ファンを換装
シリコングリスは適宜使わせる(マニュアルに記載済み)
joho02 は分解からスタート
次回レクチャーページの準備 (荻原)

本日の予定

時間	内容	裏方覚書
12:50	スタッフ (教官, TA, 3n マシン管理者) 集合	T.A. の作業プロジェクタ, マイクの準備プロジェクタには inex ホームページ名札をつける. V.T.A. の作業 3n 機でブラウザを起動し inex ホームページを閲覧している状態にしておく. V.T.A. の心得確認, 本日のスケジュール確認(齊藤) 担当テーブルの学生の良きお兄さん,お姉さんになってあげる. と同時に自分もお勉強すること. 質問を積極的に行う. 第 2 の学生さんの雰囲気で. 担当テーブルの学生の振舞い評価を任せる.
13:00	学生集合, 各グループ毎にテーブルにつく.
13:05	レクチャー(高橋) 最低限 BIOS
13:45	休憩
14:00	組み立て実習組み立てに関する諸注意レポート課題発表組み立て組み立てマニュアル終了したテーブルは確認作業でチェックを行う	短絡に注意ネジ類が足りない時は遠慮なく取りにきてもらう. ネジが壊れかけている時は無理せず新しいものを使う. 出したものはきちんと箱などにしまう.
16:15	質問等の後, 学生解散
16:30	スタッフ(教官, TA, 3n マシン管理者) 打合せ
■ レポート課題 ■ 情報実験機の組み立て作業の流れをレポートせよ. 自分たちが行った作業の流れと「情報実験機組み立て・分解マニュアル」 4.2 組み立て手順の各項目を参照できるようにすること. 特にマニュアルにはなかった部分で, 重要と考えられる作業や留意点を記すこと. 障害が発生したグループは, その症状と復旧方法もレポートせよ. (〆切: 06/13(水) 12:00 )

昨年度反省事項

2012 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 14:05 講義
  - 14:05 - 14:15 休憩
  - 14:15 - 14:22 組み立て時の注意事項/レポート課題提示
  - 14:22 - 16:05 実技
- 講義
  - BIOS が故障すると起動できない.
  - BIOS は取り換えできないのか？→メーカに戻してチップごと交換してもらえるかもしれない. アップデートなどをして失敗したときはメーカに頼んで直してもらったりしていた.
    - BIOS のチップは売っているらしい
  - 基本的には BIOS はユーザが触れないがアップグレードなどはユーザが行えるただし非推奨
  - BIOS と OS で POST を行うがなんで両方で行われるのか→ BIOS は最低限, OS では OS で使うための準備までやっていると思われる.
  - BIOS を起動するのは CPU か? → 起動すると CPU が起動されて CPU が BIOS を起動する
  - BIOS を修理したときはデータなどはどうなる? → メーカへの頼み方次第だと思われる. BIOS だけの修理をお願いした場合は大丈夫と思われる.
  - 簡易 OS 画面は OS ? → マザーボードに組み込まれているもの. なので BIOS がおこなっている. つまり今なら BIOS が OS 並みのこともできるようになってきている.
  - Windows や Mac でも BIOS のセット画面に行けるか? → マザーボードによってきまるので Windows は同じ. Mac は BIOS はなく EFI というものを使われて, セット画面には行けない. EFI は BIOS の後継で BIOS の機能を拡張したもの.
  - 時間などの設定も CMOS メモリに使われるボタン電池を使っている
  - BIOS アップデートしたことがある人は古参の方々のみ. 昔は新しいデバイスを使ったりしようとすると BIOS アップデートをする必要があるときがあった. 今はデバイスドライバなどもあって基本的に入らない.
  - アップデートをするときはメーカなどの WEB とかから持ってこれる. しかし, 非保証, 非推奨なのでアップデートなどをするよりもあたらしいマザーボードを購入したほうがいいかもしれない.
  - BIOS 設定画面に行く方法は個々の PC ごとに調べる.
  - BIOS の設定画面に行く時のログ画面は設定で出るかかえられる.
  - I/O ポートでは[D400-D41F] USB コントローラなどと書かれているがなぜ範囲で割り当てられているか? → I/O ポートではポートの番地を割り当てる. そのためこのような書き方になる.
  - デバイスドライバという言葉を知っている人は数人程度
  - 計算機での BIOS 以外のファームウェアは? → RAID(複数のハードディスクを一つのもののように見るもの), 他はデバイスごとに初めから入っているものがファームウェアと呼ばれることもある.
  - Mac は BIOS から不要な機能を抜いた EFI が BIOS の代わりを行っている.
  - BIOS と OS は一緒でもできるのではないか? → BIOS と OS を一緒にしたものは存在する. ブロードバンドルータなどはそうなっている.
- 実技
  - CPU ファンは大変
  - joho8 の CPU ソケットの爪にグリスが付いていた
    - エアダスターで吹き飛ばしたら問題なく動いた
  - joho7 CPU ソケットの爪が大量に折れている
    - 修理不可. マザーボードをクラスタからもらってきて使ってもらう
  - joho10 の電源が途中で落ちる
    - CPU ファンの取り付けがうまくできてなかったので, 取り付けると治った
  - joho16 新しい CPU がとりつけられましたと表示されて動かなくなった
    - 再起動したら通常通り動いた
  - 毎回「分解の逆を辿るようにしよう」と伝えているので, 一番最初にマザーボードを筺体に取り付けてしまう. なので来年は「分解の逆を辿るようにしよう」と伝えるのをやめたほうがよい
2011 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 - 13:02 RPS 対応レスポンス
  - 13:02 - 13:08 レポート講評
  - 13:08 - 13:13 組み立て時の注意事項/レポート課題提示
  - 13:13 - 16:15 実技
- 実技前
  - レポート講評補足 : ブルーレイディスクのアドバンテージは n>2 の多層化の可能性が開けた点
- 実技
  - 例年通り CPU ファンに苦戦
  - BIOS が立ちあがらない
    - 最低でも CPU とメモリがないと立ち上がらない
  - CPU ファンの不足分はクラスタープロジェクトから流用
    - joho01,10,16,17 で要交換. 来年組み立て時に交換する.
  - うまくいかなかった実験機
    - joho13: BIOS あがらず。電源が一旦落ちてしまう。原因: CPU のピンが曲がっていた。来年度は CPU を交換する。
    - joho22: BIOS あがらず。原因: 不明
    - joho23: BIOS あがらず。原因: CPU がずれて入っていた。
2010 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 -- 13:20 レポート問題講評, 諸注意, レポート課題発表
  - 13:20 -- 17:00 実習編(組み立て)
- レポート講評
  - 環境依存文字は使わない．
  - レポート未提出，遅れて出した人は気をつけましょう．
- 組み立て諸注意
  - けがをしないように.尖った部品には注意
  - 物を壊さない．
  - ねじはまっすぐ入れる．力任せにしない．
  - 整理整頓しながら作業しましょう！
- 次週までの to do
  - joho16 : HDD が認識されず
  - joho22 : 組み立てていない
- トラブル
  - joho01 : CPU ファンの爪の部分が歪んだ．来年度は要交換．
  - CPU ファンを基盤に取り付けたうえで，基盤を筐体に設置させるというふうにマニュアルを変更．
  - CPU 冷却用のグリースを用意する.(毎年必要物品として購入)
  - CPU ファンのねじの向きには注意しましょうという記述を追加.
  - joho16,joho17 : CPU ファンの爪が壊れて気味.(来年度に新品購入)
  - joho19 : IDE ではなく SATA 形式のケーブルで接続されていた. 分解時にもメモを取るように注意を促す．
    一部のマシンには仕様の違うものがあるから注意するよう，分解時に宣言．
  - 組み立て終了時に物品確認するようマニュアルを変更
2009 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 -- 13:20 レポート問題講評, 諸注意, レポート課題発表
  - 13:20 -- 13:50 実習編(テプラ貼り)
  - 13:50 -- 17:10 実習編(組み立て, 16:00 頃に一旦終了)
- 次週までの to do
  - joho01 : LED ランプが付くようにする, 電源ファンの回転速度が速い原因を調べる.
  - joho02 : LED ランプが付くようにする, 筐体のファンが動作するようにする. 電源ファンの回転速度が速い原因を調べる.
  - joho13 : マザーボードケースのテプラを貼り直す.
  - joho14 : 配線をやり直す(VTA がチェック).
- トラブル
  - joho02 : CPU ファンの爪が折れてしまった.
- 次週までの to do は ml で通知.
- 筐体の鍵は結束バンドで筐体本体に付けておく.
- 次回の初めにマウス, ディスプレイ電源ケーブル, ディスプレイ VGA ケーブルにテプラを貼るのを忘れないようにする.
2008 年度
- タイムスケジュール
  - 13:00 -- 13:06 レポート問題講評
  - 13:06 -- 13:13 諸注意, レポート課題発表
  - 13:13 -- 16:13 実習編(15:30 頃に一旦終了)
  - 16:13 -- 16:32 closing
- トラブル
  - joho13 : CPU ファンの爪が折れている(取り付け自体は問題ない)
  - joho16 : メモリの接続が甘く, 起動時に怪奇音が発生.
  - joho19 : PCI バスに不具合?
- レポート課題は最初に説明する(メモをとるように促す).
- VTA, TA の人は投稿されたレポートに対して積極的にコメントする.
- 後で思いついたら気兼ねなくメールすべし.
2006 年度
- タイムスケジュール
  - 13:05 - 13:15 レポート課題講評
  - 13:15 - 13:20 諸注意, レポート課題発表
  - 13:20 - 15:40 実習編
  - 15:40 - closing
- CPU, CPU ファンをマザーボードに取り付けてから, 筐体に.
- 各種ネジが存在することについて, 注意を促す. 無理矢理ねじ込まない.
- マザーボードのマニュアルに間違いあり. IDE コネクタの色でマスター/スレーブを判断すると, 失敗する.
- 筐体内の配線を美しく. CPU の熱を避ける, ファンに接触しない.
- マザーボードの RJ-45 コネクタがカバーで塞がらないように.

2005 年度
- タイムスケジュール
  - 13:05 - 13:25 レポート課題講評
  - 13:25 - 13:30 諸注意, レポート課題発表
  - 13:30 - 15:30 実習編
  - 15:30 - closing
- CPU ファンのつけ方を注意する.
- CPU の温度を BIOS セットアップメニューでチェックする. (マニュアルには反映済み)
- 筐体内のケーブル, テーブル上のコード類などを綺麗に整理させる！見えないところを綺麗にする日本の技術精神を！引っ張ったりするとピンが折れたりする！
- フロッピーケーブルの接続が逆で認識しないトラブル. ねじれている方がドライブ側.
- IDE ケーブルの青い端子の方をマザボ側に.

2004 年度
- DVD のジャンパピンの設定の説明が足りなかった. ジャンパピンによる「マスタ/スレーブ」の設定の仕方を TA はよく認識しておくこと.
- LED ケーブル. モノクロ (白か黒) が Ground. ケーブルが白と黒で構成されている場合は白が Ground.
- LED の差し方. マザーボードのマニュアルに + - の差し方が書いておらず, 混乱している人が多数いた.

2003 年度以前
- IDEケープルとフロッピーケーブルの違いを分解の時に説明しておく方がよい
- IDE接続のトラブルが多かった(主にコネクタの逆挿し).
  解説があった方が良い
- 組み立てマニュアルの IDE ケーブル, FDD ケーブルの接続の部分に挿し方の注意と赤い印が1番ピンであることなどを付加しておく.
- 本日の時間配分
- リセットボタンの不具合が多いことに注意
  - 実技のみ … 13:00 -- 15:45
- joho08: CD-ROM サウンドケーブル断線

反省事項(来年度への覚書)

授業終了後反省内容, 実際の時間配分等を書き込むこと

テキストなど

■ 書籍

■ 本日の一冊 ■

Hisa Ando 著 :
プロセッサを支える技術 -果てしなくスピードを追求する世界- ,
技術評論社 ISBN 978-4774145211

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2012.05.28 高橋康人 BIOS レクチャー追加