この文書は 2022 年度前期の情報実験(INEX)で使用される計算機(3n+1, 3n+2 機材)に Debian GNU/Linux 11.3 (bullseye) をインストールするための手引きである.
- 挿した USB のデバイス名を調べる.
- 下の例ではUSB のデバイス名は/dev/sdb, 機材によって異なる場合があるので, USB を抜き差しして確認する.実際に抜き差しすると,以下のような通知が出る.
[16130.043501] sd 5:0:0:0: [sdb] No Caching mode page found
[16130.043500] sd 5:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
また以下のコマンドを打つことでも確認できる. この場合も, /dev/sdb がUSB のデバイス名となる.
# fdisk -l
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sda1 * 2048 944478207 944476160 450.4G 83 Linux
/dev/sda2 944480254 976771071 32290818 15.4G 5 Extended
/dev/sda5 944480256 976771071 32290816 15.4G 82 Linux swap / Solaris
Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sdb1 * 0 454655 454656 222M 0 Empty
/dev/sdb2 151000 151895 896 448K ef EFI (FAT-12/16/32)
以下のコマンドを打鍵し, USBメモリに焼く.
# cat debian-11.3.0-amd64-netinst.iso > /dev/sdb
# sync
現在立ち上げているOS をシャットダウンする.
# halt -p
- 本体とディスプレイの電源を入れる, この際作成した USBメモリも本体に挿しておく.
- DEL キーもしくは F2 キーを打鍵し, UEFI BIOS セットアップメニューを起動 (一瞬で画面が切り替わるため, DEL もしくは F2 キーを連打すると良い).

- 「ブートメニュー(F8)」をクリック (起動順位を設定しなくても直接ブートすることが可能となる).

- 「ブートメニュー」が表示されたら, 起動に使用するメディアを選択し, クリック (今回は USBメモリなので, "UEFI : UFD 2.0 Silicon-Power4G (3748MB)"). ちなみに UFD とは USB Flash Drive を指す.

- インストール画面が起ち上がるので, インストールメニューの[graphical install] を選択して Enter を打鍵.

「Japanese 日本語」 を選択

「日本」を選択

「日本」を選択

- 自動でネットワークの設定が始まる.
- ネットワークインターフェースは「enp6s0: Intel Corporation XXXXXXX Gigabit Network Connection」を選択 (拡張スロットに挿入されているNICを選択).
(ネットワークカードは拡張スロットに挿入されているものの他, オンボード・タイプのNICも認識されているので, eth1 の数字部は変わる可能性がある.)

- ネットワークの自動設定 (DHCP による IP アドレスの割り当て) は成功する事が多い.
成功するといきなりホスト名を入力するよう促されるが, 実習用に[戻る] ボタンを押して手動で設定する.

- ネットワークを手動で設定
- 下記 IP アドレスを入力
- 192.168.16.1XX
- XX は情報実験機の固有番号 (本手引きでは情報実験機04を例に進めることとする)



- ネームサーバアドレスの入力
- 133.87.45.70 133.87.45.66 133.87.1.11

- ホスト名の入力
- johoXX と入力 (ここでは情報実験機04を例にしている)



- 一般ユーザはとりあえず作業を担当した VTA のアカウントを作成
- 新しいユーザの本名 (フルネーム)



- ガイドにしたがって, 「ディスク全体を使う」を選択

- パーティショニングするディスクの選択
- 「SCSI4 (0.0.0) (sda) - 2 TB ATA Hitachi HDS72202」を選択(ディスクの名前は変わることがある).

- パーティショニング機構
- 「すべてのファイルを 1 つのパーティションに」を選択

- 書き込み確認
- パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み



- 2022年度はdennou-kを用いる.「dennou-k.gfd-dennou.org」を選択.

アーカイブミラーの設定がうまくいかない場合は, 筐体に接続しているLANケーブルをもう一つの方につなぐ.


「標準システムユーティリティ」のみを選択

インストールが終了したら, USBメモリを抜き取り, 再起動.

Debian GNU/Linux のインストール作業は完了しました.お疲れ様でした.
次にDebian GNU/Linux 11.3 (bullseye) の設定を行います.
※ここまで終わった卓は休憩していてください.
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