定常動画転送実験


概要

全国 6 ヶ所の拠点(高知, 冨山, 名古屋, 山梨, 仙台, 北海道)を結んで映像 を定常的に送受信するという実験です. 従来はイベントがある毎にネットワー クの再構築(機材の設置や回線の確保等)を行なって来ましたが, それでは準備 段階でのコストがかさみますし, 予期せぬアクシデントも生じやすい. そこ で定常的に動画を転送し続けることで前述のコストを軽減し, イベントに対応 しやすくすることを目論んでいます.

定常的に何らかの映像が流れていますが, イベントがあるとそれが優先されます. 2003/11/24 の日食中継もこの定常動画転送線を用いて行なわれました.

http://www.kikuken.org/ribb/teidou/も参照下さい.

専攻内ネットワーク構成

研究生活に利用しているネットワーク線に定常動画転送実験のデータが流れてしまうと, ネットワークが真っ黒になり, 研究生活に支障をきたします. そのため, 実験線は物理的に生活線から切り離すことにしました.

                            |
                            |HINES
        JGN                 |
      ==========[azul]----[ringo]-----(133.87.45.0/24)    "生活線"
                  |
                  --------------------(202.19.252.200/29) "実験線"

詳細な専攻内ネットワーク構成は以下を参照

映像の送受信

IPv4 で DV 画像を送受信します. DV 画像の送受信には DVTS を利用します.

受信した映像ですが, いちいちサーバにデジタルカメラを接続して映像を確認するのはおっくうなので, Web から見られるように加工しています.

現在の映像は[現在の転送映像]から見ることができます.


送信サーバ 受信サーバ
アドレス 202.19.252.202 202.19.252.203
ネットワーク 202.19.252.200/29 202.19.252.200/29
ルータ 202.19.252.201 202.19.252.201

転送データ量測定

mrtg + snmpd を用いて測定しています. Traffic Analysis 参照.

写真

協力機関