火星の衛星、フォボスとダイモスは不規則な形状と反射スペクトルから、炭素質小惑星を捕獲したものだと考えられています。
しかしながら、両衛星の軌道は非常に真円に近く、火星の赤道面と軌道面を共有しており、
火星の重力圏外からランダムに飛来する小天体がこのような美しい軌道に落ち着くメカニズムは未だにわかっていません。
私は現在、原始火星大気あるいは周火星ガス円盤から受ける抗力による強制で衛星の軌道が整う可能性を考え、
抗力を含めた制限3体重力計算を行い、現在の衛星の軌道を説明しようと試みています。
火星の衛星は炭素質小惑星によく似た天体であると考えられているため、火星の衛星の起源が明らかになれば、 太陽系初期のころの炭素質天体の移動がどのようなものであったかを知ることができると考えられます。 炭素質天体の移動を知ることは太陽系全体の有機物の流れ・進化を知ることに繋がり、これは地球生命の起源の一端の解明に繋がると期待しています。
そのほかに、共同研究として探査機による小惑星のマルチバンド画像解析を行っています。
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個人的に勉強した理学の諸々のことをまとめます。分類済みのもの。
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