チコクレータ

コクレータは月面のクレータのうちで最も若くて大きなクレータの一つです.チコの光条は半球全体3000kmにまで達するのもあります.形成年代は,アポロ17号が採取したチコの二次クレータからの放出物によると1.8億年前と推定されいます.

レータの内部に注目してみると,このサイズのクレータの持つ一般的な特徴を確認することが出来ます.

  • 階段状の壁
    クレータの内壁にあり,壁から底に崩れ落ちた土砂が堆積したことにより形成.
  • 中央丘
    クレータ形成時に深部に存在する物質を掘り起こして形成したと考えられている.
中央丘の観測は地殻深部を直接見る方法として有力視されています.
写真7(左), 地球から撮影したチコクレータ.東田守生氏 提供
写真8(右), 1994年,クレメンタイン衛星から撮影したチコクレータ.(クリックすると拡大します.55KB)NSSDC Photo Gallary
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Last Update on 2002.Oct.8
by Yuuichi Nakagami