コペルニクスクレータ

ペルニクスクレータは,雨の海の南に位置する比較的新しい クレータです.直径は約94km.およそ10億年前の隕石衝突によって形成されたと推測されています.

の写真はアポロ17号の司令船によって,コペルニクスの北側から南方向を望んで撮影されたものです.コペルニクスクレータは写真の上の方に写っています. 雨の海べースンの写真のどの位置から撮影したかわかりますか?この写真にはクレータに特徴的な地形が幾つか見ることが出来ます.ここでは衝突によって飛び出した物質について注目してみることにします.

  • エジェクタ・ブランケット
    クレータ縁の周りの凸凹した堆積物.エジェクタとはクレータが作られた時にクレータから放り出された物質のこと.
  • 二次クレータ
    親クレータから放り出された岩片が再び月に衝突したときに出来たクレータ.写真ではエジェクタ・ブランケットの先に点々と分布している.
  • 光条
    クレータから放射線状に伸びる明るい筋.親クレータから直接飛来した岩石の粉や,二次クレータが巻き上げた物質からなる.
写真6. コペルニクスクレータとその周辺.写真をクリックすると拡大出来ます(132kB).NSSDC Photo Gallery |アペニン山脈へ|チコクレータへ|


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Last Update on 2002.Oct.8
by Yuuichi Nakagami