アペニン山脈

の海の西側に位置し雨の海の縁を構成している大山脈です. 全長約600km,幅の一番大きなところで約250km, 付近の土地からの高低差は約5,000mに も達します.起伏の激しい山並みが続き,雨の海側では大きな断崖を形成しています. この山脈は,雨の海べースンが形成されたときの巨大衝突の際に押し上げられて誕生し たものと考えられています.

ポロ15号は,アペニン山脈中の「ハドリー谷」に着陸し探査を行いました.この場所は海と高地の境界に位置し,それら両方のサンプルを回収できる地質学者にとっては大変魅力的な探査地でした.又,着陸点付近にはかつて溶岩が流れた跡とも予想されるリ ル(細い溝) があり,その側壁に露出した基盤岩の層状の重なりを発見しました.

写真5, アペニン山脈.倒立像になっている.(実際は上下が逆) 東田守生氏提供 |豊かの海へ|コペルニクスクレータへ|


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Last Update on 2002.Oct.8
by Yuuichi Nakagami