オホーツク海の東カラフト海流を駆動するのは, 冬期の大陸からの強い北西の季節風だと考えられている. 北西の強い季節風によって負の向きの応力が加えられ, 絶対渦度を保存するように海の西岸, つまりカラフトの東側, に強い南向きの流れが生じると考えられる.
事実, 観測から得られた輸送量は冬期の 2 月にピークを持っている.