MSI |
Multi-Spectral Imager 可視光マルチスペクトル撮像観測装置 |
可視光マルチスペクトル撮像観測装置MSIは、北海道大学の惑星宇宙グループが北海道大学大学院理学研究院附属天文台の1.6mピリカ望遠鏡用に開発した可視光の天体撮像観測装置です。
MSIは、2種類の液晶波長可変フィルター(LCTF)と512x512ピクセルの電子増倍型CCD(EMCCD)カメラを備え、LCTFとEMCCDカメラとを組み合わせることで、金星や木星などの太陽系惑星の波長400nmから1100nmに渡るマルチスペクトル画像(複数の異なる波長の狭帯域バンド画像セット)を素早く取得することができる世界的にもユニークな観測装置です。
MSIはカセグレン焦点に取り付けられ、2011年2月にファーストライト観測に成功しました。 ピリカ望遠鏡の主力観測装置として、これまでに、さまざまな天文学・惑星科学研究に使用されています。 なお、MSIの詳細についてはSPIE2012の集録(PDF)をご覧ください。 |
|