パッケージの追加と削除


基本システムインストール後, それぞれのサーバに必要とされるパッケージをインストールする. しかし「何をインストールせねばならないか」という問いは非常に難しい. なぜならばそれはサーバを維持管理する人の好みにおそらく依存するからである.

ここでは最低限インストールすべきパッケージのみを列挙する. あとは管理者にとって使いやすい道具をそろえれば良い. ただし次のルールは守ってもらいたい.

0. パッケージのインストールの準備

aptitude を用いてネットワーク経由でパッケージのインストールを行う.

文字化けを防ぐために言語環境を英語にする.

# export LC_ALL=C
# export LANG=C
# export LANGUAGE=C

インストールは以下のようなコマンドで行う.

# aptitude install ****
ちなみに, パッケージ名 (****) は同時に複数指定可能.
# aptitude install **** **** **** …

また, アンインストールは以下のようなコマンドで行う.

# aptitude remove ****

1. インストールするパッケージ

インストールすべきパッケージを列挙する. それぞれのパッケージはバージョンが変わる可能性があるため注意すること.

2-1. mail サーバにインストールするもの

3. アンインストールするパッケージリスト

インストール最中に幾つか質問される場合があるが, メッセージをきちんと読み, 適切に対処すること. 代表的なパッケージに関する対処方法を 『apt 等インストール中の設定の答え方』 に記述しておく.

4. exim に関する注意

exim は qmail の sendmail を代用するので必要ないのだが cron との依存関係によりアンインストールできない。 パッケージのアップデート時に exim が更新されると 設定(リンク)が上書きされてしまい問題が生じるのでホールドしておく。sudo 権限では dpkg は書き換えられないので root になって行う。実際にはアンインストールはqmail の導入のところで行う.

ホールドされているか確認。

# dpkg --get-selections exim -->
exim                           hold
exim がないのでexim4を止めておいた.-->
# echo exim4 hold | dpkg --set-selections 

ホールドされているか確認。

# dpkg --get-selections exim4 
exim4                           hold

参考:地球惑星専攻サーバ トラブルカルテ 2001/08/31

5. 参考文献


最終更新日:2012/10/02 三上 峻 Copyright © 2000-2012 epcore