ネットワークの設定

  1. BIOS 設定
  2. Windows XP Home Edition のインストール
  3. ネットワークの設定
  4. ユーザアカウント・パスワードの設定
  5. Windows Update
  6. ライセンス認証の手続き (今回は行わない)


インターネットに接続するためにここでは という二つの作業を行ないます。

1. ネットワークカードドライバのインストール

情報実験機で使用しているネットワークカード (Planex 社製 FNW-9800-T) 付属のドライバは Windows XP に対応していません。そこで対応するドラ イバをPlanex 社の web からダウンロードしてそれをインストール する必要があります。

[1.1] ネットワークカードが OS に認識されているか確認

Windows が現時点でネットワークカードを認識しているか調べましょう。

  1. [スタート] → [マイコンピュータ] → 左側に表示される [システム情報を表示する (システムのプロパティ)]
  2. [ハードウェア]タブ から [デバイスマネージャ] をクリック。
  3. "?その他のデバイス" 以下の "?イーサネットコントローラ" をダブルクリック
  4. "イーサネットコントローラのプロパティ"が表示される。

"イーサネットコントローラのプロパティ" を見ると「このデバイスの ドライバがインストールされていません」となっていてネットワークカード が OS から認識されていないことが分かります。


[1.2] ネットワークカードドライバの入手

Windowx XP に対応したネットワークカードのドライバを製造元の web から ダウンロードして実験機にインストールしましょう。この作業は当然ネットワーク に接続しているマシンが必要になります。ここでは 3n マシンを使って行なうことに します。

ダウンロードしたドライバファイルを 3n 機で CD-R にコピーして 情報実験機にインストールします。配付してある CD-R 1 枚を準備 してください。

入手先は http://www.planex.co.jp/support/download/lanadapter/fnw-9800t.shtml です。

1. 3n 機のブラウザ上から入手先の Web を表示する。
2. 同 web 上にあるドライバの中から "ver.1.03 (Windows 2000 対応ドライバ)" の [DOWNLOAD] ボタンを押す。"ソフトウェア使用許諾契約書" に目を通し [同意] する。保存先を指定してダウンロード開始。
3. ダウンロードが完了したら CD-R にファイルをコピーする。 (3n マシンに Linux しか入っていない場合は VTA の人にコピーの仕方 を聞いて下さい。)

[1.3] ドライバのインストール

入手したドライバを早速実験機にインストールしましょう。 ドライバ(98v103.exe)は自己解凍形式になっていますので、 保存先の CD-R から実験機のデスクトップにコピー をして解凍します。

自己解凍ファイルをダブルクリックしてデスクトップ上で解凍・展開. (展開後の98v103フォルダの中身)
次に"イーサネットコントローラのプロパティ" を表示させて (表示させる方法は上記参照) ドライバの再インストールをクリックする。
"ハードウエアの更新ウィザード" が表示される。 "一覧または特定の場所からインストールする (詳細)" をチェックして [次へ] を押す。
"次の場所で最適のドライバを検索する" をチェックして、さらに "次の場所を含める"をチェックし [参照] をクリック。
"フォルダの参照"が開くので、"98v103"フォルダの中から"WIN2000"フォルダ を選択し [OK] をクリック。"ハードウエアの更新ウィザード"に戻ったら [次へ] をクリック。

"...Windows XP との互換性を検証する Windows ゴロテストに合格していません" と表示が出るが無視して [続行]。やがて"次のハードウエアのインストールが 完了しました"と表示され、ネットワークカードドライバのインストールは終了。
"デバイスマネージャ" に FNW-9800-T Fast Ethernet Adapter の項目が 出来ていることを確認。"FNW-9800-T Fast Ethernet Adapter のプロパティ" を開いて、"このデバイスは正常に動作している" ことを確認する。



2.ネットワークパラメータの設定

2.1 ネットワークウィザードによるネットワークセットアップ

[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続] へと進み、 "ホームネットワークまたは小規模オフィスのネットワークをセットアップまたは 変更する" を選択する。"ネットワークセットアップウィザードの開始" となるので [次へ]。"続行する前に" も[次へ] を押す。
"接続方法を選択してください" では、 "ネットワークの別のコンピュータ経由または住宅用ゲートウェイ経由でネットワーク に接続している"を選択して [次へ]。
"このコンピュータの説明と名前を入力してください" では、
  • コンピュータの説明 : inex
  • コンピュータ名 : JOHO**
と入力して [次へ]。"ネットワークの名前をつけて下さい" では 「EPNETFAN」と入力。
"ネットワーク設定を適用する準備ができました" で設定の確認をして [次へ]。"もう少しで完了です" では "ほかのコンピュータでウィザードを実行する必要はない (ウィザード終了)" を選択して [次へ]。 以上でネットワークセットアップウィザードが完了。 再起動を求められるので再起動。

2.2 ネットワークパラメータの入力

以下に示すネットワークパラメータを入力してネットワークに接続します。

情報実験機での設定項目
設定項目 答え方
IP アドレス 192.168.16.1** (** には各 PC の番号を入れて下さい)
サブネットマスク 255.255.255.0
ホスト名 joho** (** には各 PC の番号を入れて下さい)
ドメイン名 ep.sci.hokudai.ac.jp
DNS 優先:133.87.45.70, 代替: 133.87.45.66
デフォルトゲートウェイ 192.168.16.1


[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続] へと進み、"コントロールパネルを選んで実行します" 以下の
[ネットワーク接続]
を選択する。左のようなウインドウが表示される。[ローカルエリア接続] をダブルクリック。
"ローカルエリア接続の状態" では [プロパティ]をクリック。 "ローカルエリア接続のプロパティ" が表示される。ここで "インターネットプロトコル (TCP/IP)" を選択して [プロパティ] を押す。
次に表示される"インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ" でネットワークパラメータの入力を行なう。
  1. "次の IP アドレスを使う" をチェックし該当する事項を、上の表の 参照して入力する。
  2. "次の DNS サーバを使う" をチェックし該当事項を入力。
DNS サーバのアドレス入力が終ったら [詳細設定] に進む。DNS タブをクリック。 "この接続の DNS サフィックス" に 上表の 「ドメイン名」"ep.sci.hokudai.ac.jp" を入力する。"この接続のアドレスを DNS に登録する" のチェックを外し [OK] を クリックする。

すると、一つ前の "インターネットプロトコル (TCP/IP) のプロパティ" の 設定画面に戻るので, ここでも [OK] をクリックする。

最後に "ローカルエリア接続のプロパティ" 画面に戻るので [閉じる] を クリックする.

これでパラメータの入力は終了です。
展開したウインドウを閉じる際に、"ローカルエリア接続の状態" を確認して ください。"接続" の欄の状態が"接続"となり、継続時間の時計が動作しています。

[2.3] 接続の確認

それでは実際にブラウザを立ち上げてネットワーク接続が成功したか確認 してみましょう。

[スタート] → [インターネット (Internet Explorer)] としてブラウザを起動します。 "アドレス" の欄に "http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~inex/" と入力してみましょ う。ちゃんと INEX のページが表示されましたか?

尚、OS インストールした直後はソフトウエアが出荷時の状態ままで、 出荷後に見つかったプログラムミス(バグ)に対応できていません。 クラッカー達は大抵はネットワークを通じ、そうした「穴」に付け込んで 不正侵入等の悪事を企てます。

ですから OS インストール後、ネットワークに接続可能になったら、 すぐに古くなったソフトウエアを更新する必要があります。 その方法は次の "ユーザアカウント・パスワードの設定"の後に説明します。


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更新情報: 2005/11/24(森川靖大) Copyright © 2005 inex