[ 情報実験プロジェクト / 裏方覚書 ] [ SIGEN.htm ]
- 履歴
- 2014/05/29 (三上 峻) 修正
- 2014/05/16 (三上 峻) 修正
- 2014/03/24 (齊藤 大晶) 修正
- 2014/03/16 (齊藤 大晶) USBに焼く方法 (Win編)を修正
- 2014/03/12 (齊藤 大晶) 2014年度用に更新
- 2013/03/08 (三上 峻) wheezy 用に作成
- 2012/03/05 (三上 峻)
- 2011/03/15 (堺 正太朗)
- 2009/04/30 (岩堀 智子) 第三回実習用に tree を追加.
- 2009/04/03 (岩堀 智子)
- 2009/04/02 (岩堀 智子)
- 2009/03/30 (岩堀 智子)
- 2009/03/27 (岩堀 智子)
- 2009/03/24 (岩堀 智子)
- 2009/03/13 (岩堀 智子) 2009年度用に更新.
- 2008/05/02 (小高 正嗣)
- 2008/03/14 (山下 達也)
- 2008/03/07 (小高 正嗣)
- 2008/02/29 (徳永 義哉)
この文書は 2014 年度前期の情報実験の開講にむけて, 3n+1, 3n+2 機材に
Debian GNU/Linux 7.0 (wheezy) をインストールし, 受講生の実習環境を構築するための手引である.
- 挿した USB のデバイス名(下の例ではUSB のデバイス名は/dev/sdb, 機材によって異なる場合があるので, USB を抜き差しして確認)を調べる(fdisk した結果は大幅に異なる可能性がある).
# fdisk -l
Disk /dev/sda: 8589 MB, 8589934592 bytes <= ハードディスクのデバイス名(/dev/sda)
255 heads, 63 sectors/track, 1044 cylinders, total 16777216 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x00083ddc
Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 2048 15988735 7993344 83 Linux
/dev/sda2 15990782 16775167 392193 5 Extended
/dev/sda5 15990784 16775167 392192 82 Linux swap / Solaris
Disk /dev/sdb: 3930 MB, 3930062848 bytes <= USB のデバイス名(/dev/sdb)
121 heads, 62 sectors/track, 1023 cylinders, total 7675904 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x00000000
Device Boot Start End Blocks Id System
以下のコマンドを打鍵し, USBメモリに焼く.
# cat debian-7.5.0-amd64-netinst.iso > /dev/sdb
# sync
- 本体とディスプレイの電源を入れる, この際作成した USBメモリも本体に挿しておく.
- DEL キーもしくは F2 キーを打鍵し, UEFI BIOS セットアップメニューを起動 (一瞬で画面が切り替わるため, DEL もしくは F2 キーを連打すると良い).

- 「ブートメニュー(F8)」をクリック (起動順位を設定しなくても直接ブートすることが可能となる).

- 「ブートメニュー」が表示されたら, 起動に使用するメディアを選択し, クリック (今回は USBメモリなので, "UEFI: UFD 2.0 Silicon-Power4G (3748MB)"). ちなみに UFD とは USB Flash Drive を指す.

- インストール画面が起ち上がるので, インストールメニューの[graphical install] を選択して Enter を打鍵.

「Japanese 日本語」 を選択

「日本」を選択

「日本」を選択

- ネットワークインターフェースは「eth1: Intel Corporation XXXXXXX Gigabit Network Connection」を選択 (拡張スロットに挿入されているNICを選択).
(ネットワークカードは拡張スロットに挿入されているものの他, オンボード・タイプのNICも認識されているので, eth1 の数字部は変わる可能性がある.)
- ネットワークの自動設定は成功する場合もあるが,必ず手動で設定.

- ネットワークを手動で設定
- 下記 IP アドレスを入力
- 192.168.16.1XX
- XX は情報実験機の固有番号 (ex. joho13 の場合, 192.168.16.113)



- ネームサーバアドレスの入力
- 133.87.45.70 133.87.45.66 133.87.1.11

- ホスト名の入力
- johoXX と入力 (XX には情報実験機番号を入力, ex. joho08, joho13)


- root と一般ユーザのアカウント登録を行う.
- root は各テーブルの VTA, 一般ユーザは受講生とする




- ガイドを用いてパーティショニングすることも出来るが, 今回は「手動」で行う. パーティショニングが適切になされなかった場合にはOS が起動できなくなる可能性があるので注意すること.

- パーティショニングする記憶装置は「1.0 TB ATA Hitachi HDT72101」である. まずは中身の削除を行う.
- 「1.0 TB ATA Hitachi HDT72101」を選択.

- 本当に消してよいか問われる(データ復旧はできないので注意).



- まず, EFI Boot Partition を作成する. EFI Boot Partition とは, lecture 内で説明したGPT ヘッダ, パーティションテーブル, EFI システムパーティションをまとめたパーティションのことである. サイズは「510.0 MB」とする.

- EFI Boot Partition の構成は以下のようにし, 「パーティションのセットアップを終了」を選択.
- 名前: EFI Boot Partition
- 利用方法: EFI ブート パーティション
- 起動フラグ: オン

- 同様にして, 他のパーティションの構成も以下のように設定する.
- 容量: 990.0 GB
- 名前: Debian GNU/Linux
- 利用方法: ext4 ジャーナリングファイルシステム
- マウントポイント: /
- マウントポジション: Defaults
- ラベル: なし
- 予約ブロック: 5 %
- 典型的な利用方法: 標準
- 起動フラグ: オフ
- 容量: 8.0 GB
- 名前: SWAP
- 利用方法: スワップ領域
- 起動フラグ: オフ
- 最終的なパーティション構成は以下の写真のようになる(各パーティションのサイズは変わることがある).
- 写真内の「B」は起動フラグを意味し, 「f」の場所が「K」になっていたりしていても問題ない(f や K はパーティショニングの初期化が済んでいるかどうかに起因).
- スワップ領域とは主記憶装置(メインメモリ)の容量が不足した場合, メインメモリ上のデータの一部を外部記憶装置上の避難領域のことである.
- パーティションの構成が完了したら, 「パーティションニングの終了とディスクへの変更の書き込み」を選択.



- 「dennou-h.gfd-dennou.org」を選択(アクセスが集中した場合には他のミラー先を選択してもよい)

アーカイブミラーの設定がうまくいかない場合は, 筐体に接続しているLANケーブルをもう一つの方につなぐ.


「標準システムユーティリティ」のみを選択

インストールが終了したら, USBメモリを抜き取り, 再起動.

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最終更新: 2014/05/16 (三上 峻), 作成日: 2008/02/29 (徳永 義哉) | EPnetFaN © 2014 |