2. DCPAM5 のデータを見る

  1. DCPAM5 を走らせるには
  2. DCPAM5 のデータを見る
  3. 発展編: 更にDCPAMを使うには
  4. 付録1: gpview の使い方
  5. 付録2: make と Makefile
  6. 付録3: ターミナルプレクサ
  7. 付録4: DCPAM に必要な資源をインストールする方法
  8. 付録5: DCPAM をビルドしているとき裏で行われていること

[2.1] 長時間積分データを眺めてみよう

地球の気候状態を計算で求めるには数年分の数値積分が必要になります. そのような長時間の実験を実際におこなうのは大変なので, あらかじめ計算で作っておいたデータを使ってみましょう. 以下は, 3年積分を実行して作成したデータです. 実習時間中には東西風のデータをとってきて以下のようにして 731日目から1095 日目まで (3 年目の1年間) の時間平均した東西平均をした東西風 の図をかいてみましょう. 情報実験機にデータをダウンロードするには以下のようにします.
  $ wget http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~inex/y2020/0731/practical/data/Temp.nc

図の pdf ファイルを作成するには以下のようにします.
$ gpview U.nc@U,time=731:1095 --mean time,lon --wsn=2

これで以下のような図を描くことができるはずです.

images/ExampleU.png
図2: 3年計算で得られる大気の東西風分布. 3 年目の1年平均の東西平均した東西風の緯度・σ面内の分布(子午面分布).

他にもいろいろな図をかいてみましょう. 例えば, 以下と同じ図を自分で作ってみましょう.

images/Temp_sig1.0_mean-lon.png
図3: 3年計算で得られる気温の時間変化. 3 年目の1年間の東西平均した大気最下層 (σ=1) における気温の年変化.

images/U_sig1.0.png
図4: 3年計算で得られる東西風の分布. 3 年目の1年平均の大気最下層 (σ=1) における東西風.

以上をもとに課題に取り組んでください.
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最終更新日: 2020/07/02 石渡 正樹 更新
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