[我々は何が求められ, 何を提供できるのか?]
- 生徒の知的好奇心や学ぶ意欲を喚起する → 理科離れの抑止力
- 高校で学ぶ基礎知識の先にあるものを提示.(基礎知識習得の意義を提示)
- 最先端の研究に触れる機会を提供.
- 科学的思考に触れる機会を提供.
- 地球惑星科学の特徴を生かした情報の提供.
[乗り越えなければならないハードル]
- いかに,かぎられた時間で有意義な授業を行うか?
- 基本的には単発の授業である→継続的に知識の理解を深めることはできない.
- 研究の背景や基礎知識を知らない初対面の受講者に講義する.
限られた時間の中で効率的かつ生徒の立場に立った”わかりやすい”授業をつくるた
めは,高校側との様々な調整や生徒の情報収集に始まり,受講対象に合わせた授業案
作り,授業資料の作成等,多くの準備を必要とします.このような作業を,講師である
大学の教官が一人で行うのは困難です.
授業つくりにおける本プロジェクトの大きな特徴は,上記のような作業を学生スタッフが
教官と共同で行ったことです.学生スタッフの役割は主に,高校(教諭)との情報交換・
調整,授業構成に関するアドバイス,授業教材の収集・作成補助等です.このように,今回は
講師,高校の教諭,学生スタッフが連携することによって,様々な準備を重ねて
授業をつくることができました.
ここでは,今回の試みを進めるにあたって直面した様々な問題点を整理し,そして我々の
アイディアが授業においてどのような効果をもたらしたかを報告します.
|| 目次 ||
最終更新 2002 年 12 月 16 日
千葉 ゆきこ(yukiko@taiki.ep.sci.hokudai.ac.jp)
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