[3.1] 一般ユーザーの追加
インストール時は、一般ユーザーを作っていない場合は、ここで作成する。今回は、"totera"というアカウントを作成する。
# adduser totera

この後、パスワード(2回)、名前などを聞かれるので、打ち込む。
[3.2] sudo の設定
複数で計算機を管理する場合は、root パスワードを共有せずに済む sudo コマンドがとても便利である。ここではその設定を行う。
# visudo

開いたファイルに以下の一行を追加する。
totera ALL=(ALL)ALL
ちなみに意味は以下の通り
・totera ALL=(ALL)ALL
sudo できるアカウント名
・totera ALL=(ALL)ALL
ホストに対する許可
・totera ALL=(ALL)ALL
sudo されるユーザー名
・totera ALL=(ALL)ALL
許可されたコマンド
[3.3] X Window System の設定
X Windows System は Linux 上でグラフィカルにアプリケーションを操作するためのシステムである。一般的に X を設定するためには、自分の使っているビデオカードの種類、マウスの種類、モニタの解像度、を知る必要がある。
X を設定するための代表的なコマンドは XF86Setup である。
# XF86Setup

するとGUI の設定画面が現れる。ここで注意しなければならない事として、 マウスの設定が終わるまで、マウスを動かしてはいけない点が挙げられる。マウスの設定が終わるまでは、Tabキー、スペースキー、カーソルキーでカーソルを動かす。
項目 | 値 | ||||
---|---|---|---|---|---|
マウス |
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キーボード |
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カード |
▼詳細設定(画面右下のボタンを押すことで設定画面に入れる)
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モニター |
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モードセレクション |
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その他 |
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一通り設定し終わったら、Doneを選択する。 画面が表示されるので、その画面に問題がなければSave the configuration and editを選択して設定を終了する。
最後に設定がうまくいったか確認するために以下のコマンドを実行する。
$ startx

XF86Setup コマンドはルート権限で行うが、 startx は一般ユーザ権限で行うことに注意すること。
postel は、PS/2 端子ではマウスを認識しない。よって、シリアル端子から接続を行っている。しかし、今回のインストールでは X の設定方法がわからず、結局マウスは動かないままで X Window を立ち上げることとなった。(ほとんど遠隔操作で機械を動かしている為、現在では不便なところはない)
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last up : 2002/05/27 (C.Mitsuda)